ネキリムシ類の対策におすすめの農薬や天敵は? 被害の特徴と防除方法を徹底解説
大豆や野菜など多くの作物にとって、若い芽や株を食害するネキリムシ類は注意すべき代表的な害虫です。被害が大きくなる前に、ネキリムシ類の生態の特徴を把握し、有効な農薬や防除策を知って予防や早期発見・早期防除に備えましょう。
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目次
ネキリムシ類は作物の若い株の茎葉を地際から切断するように食い荒らす害虫です。少ない個体数でも深刻な被害をもたらすネキリムシ類から作物を守るために、この記事では被害の特徴や要因、天敵農法を含む有効な防除策について詳しく解説します。
苗を食べる農家の敵、やっかいな害虫「ネキリムシ類」とは?
カブラヤガ成虫(前翅長22mm)
写真提供:HP埼玉の農作物病害虫写真集
まずは、ネキリムシ類とはどのような害虫か知るために、その特徴や生態、被害を受けやすい作物について解説します。
ネキリムシ類の特徴と発生しやすい条件
ネキリムシ類とは
ネキリムシ類とは、特定の虫の名称ではありません。全国に分布するヤガ科に属する害虫の総称で、カブラヤガ、タマナヤガの2種を主体とし、オオカブラヤガ、センモンヤガ、シロモンヤガなどが含まれます。
ほとんどの被害はカブラヤガかタマナヤガによるもので、この2種の特徴や防
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大曾根三緒
ビジネス、ペット、美術関連など多分野の雑誌で編集者として携わる。 全国の農業協同組合の月刊誌で企画から取材執筆、校正まで携わり、農業経営にかかわるあらゆる記事を扱かった経験から、農業分野に詳しい。2019年からWebライターとして活動。経済、農業、教育分野からDIY、子育て情報など、さまざまなジャンルの記事を毎月10本以上執筆中。編集者として対象読者の異なるジャンルの記事を扱った経験を活かし、硬軟取り混ぜさまざまなタイプの記事を書き分けるのが得意。