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【稲作農家の大規模化】優良事例から読み解く! 借地による大規模化の成功ポイント
近年、「担い手」と呼ばれる意欲ある農家へ、水田の集約・大規模化が進んでいます。規模が大きくなれば、機械化体系の効果がでやすいはずですが、1枚の田が小さく分散している地域では、必ずしも大規模化のメリットを得られません。本記事では、大規模化の優良事例から、成功のポイントを読み解きます。
この記事は、アドバイザーの有限会社 たけもと農場 代表 竹本彰吾さんによる解説とともにご覧ください。
近隣の高齢農家から、田を引き受けてほしい、と声がかかり、段々と規模が大きくなっている方が多いののではないでしょうか。
規模が大きくなればなるほど、大型農機やスマート農業の導入効果がでやすくなるはずですが、統計をみると、生産費の低減は10~15ha付近で踊り場を迎えます。
さらなる生産性の向上には経営上の戦略が必要で、この記事の後半では、minorasuのインタビュー記事から、そのカギを読み解きます。
稲作農家の農地拡大!そのメリット・デメリット
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全国的に農家の高齢化によって農業の担い手が不足している状況を受け、政府は分散した農地を集約し大規模化することを推進しています。
意欲ある農家は、これをチャンスと捉え、経営規模を拡大して大規模経営
この記事のアドバイザー紹介
有限会社 たけもと農場 代表 竹本彰吾 さん
昭和58年生まれ、石川県能美市出身。青いTシャツがトレードマーク。先代の父親から提示された「事業継承10年計画」に基づき、33歳で「たけもと農場」の代表に就任。国産イタリア米・スペイン米の栽培やトヨタ自動車との米づくり改善事業、井関農機・鳥取大学との可変施肥田植え機開発に参加するなど、農家として多方面でのチャレンジを継続。有限会社たけもと農場の代表取締役を務めるほか、アグリファンド石川の会長、全国農業青年クラブ連絡協議会の顧問も務める。また、2020年からは音声配信『青いTシャツ24時〜農業系ラジオ〜』をスタートさせ、新規就農希望者や若手生産者のロールモデルとして注目を集めている。
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