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農薬費高騰に負けない!農薬費をすぐに節約できる方法&栽培全体の見直し効果
長引く円安やウクライナ戦争などの影響により、飼料や肥料などの農業資材が高騰を続け、日本の農業経営は今、非常に厳しい状況に置かれています。肥料だけでなく農薬も値上がりする中、収益を上げるためには収量・品質を守りつつ資材を節約する工夫が必要です。
農業資材の価格高騰は、米価の低迷によって収入が伸び悩む水稲農家にとっては特に深刻な問題です。そこで、本記事では水稲農家を対象に、資材の中でも農薬に焦点を当て、適切な節約の仕方を解説するとともに低コストで省力的な生産体制を紹介します。
肥料だけでなく、農薬費も値上げに!
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ウクライナ戦争を要因とする不安定な世界情勢の中、原料の多くを輸出に頼っていた飼料や肥料などの農業資材は価格高騰が続いています。
農林水産省が発表した令和5(2023)年5月の「農業物価指数」を見ると、農業生産資材全体(畜産用動物・肥料・飼料・農薬)の価格指数は令和2(2020)年を基準(=100)として121.9に上がっています。
農林水産省「ー農業物価指数ー令和2年基準ー【令和5年5月】(第1報)」よりminorasu編集部作成
肥料の物価指数は155.2で202
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