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「認定農業者」になると補助金の申請がスムーズ!?条件、メリットと手続きの全て
認定農業者とは、基準を満たして認定された農業者に対し、国や市町村が重点的に支援措置を行うというもので、認定されることでさまざまなメリットが得られます。認定手続きの内容(新規・更新)を確認し、農業経営の改善や拡大に取り組む際は、積極的に活用しましょう。
この記事は、アドバイザーの有限会社 たけもと農場 代表 竹本彰吾さんによる解説とともにご覧ください。
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市町村から認定農業者に認められると、各種補助金による支援など、さまざまなメリットがあります。ここでは認定農業者の概要や認定の条件、具体的なメリットなどについて確認します。
認定農業者とは? その意義と成り立ちを知る
認定農業者制度とは、積極的な経営改善を志す農業者が支援を得られる制度です。なぜこのような制度が創設されることになったのか、意義と成り立ちについて解説します。
認定農業者制度の目的とその背景
認定農業者制度の目的は、日本の農業経営基盤を形成・強化することで、その背景には、農業者の高齢化と、後継者不足といった課題があります。
※2005年・2010年・2015年・2020年は「農林業センサス」の全数調査による数値、それ以外の年次は「農業構造動態調査」の標本調査による推計値であるため、両者の年次ごとの数値比較はできないことに留意してください。
出典:農林水産省「農林業センサス」「農業構造動態調査」よりminorasu編集部作成
農業を主な生業とする基幹的農業従事者は年々減少傾向にあり、このまま人手不足の状態が放置されれば、日本の農業が衰退し、食料自給率の低下
この記事のアドバイザー紹介
有限会社 たけもと農場 代表 竹本彰吾 さん
昭和58年生まれ、石川県能美市出身。青いTシャツがトレードマーク。先代の父親から提示された「事業継承10年計画」に基づき、33歳で「たけもと農場」の代表に就任。国産イタリア米・スペイン米の栽培やトヨタ自動車との米づくり改善事業、井関農機・鳥取大学との可変施肥田植え機開発に参加するなど、農家として多方面でのチャレンジを継続。有限会社たけもと農場の代表取締役を務めるほか、アグリファンド石川の会長、全国農業青年クラブ連絡協議会の顧問も務める。また、2020年からは音声配信『青いTシャツ24時〜農業系ラジオ〜』をスタートさせ、新規就農希望者や若手生産者のロールモデルとして注目を集めている。
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