
チキタカ(tiquitaca) / PIXTA(ピクスタ)
認定農業者のために! 失敗しない「農業経営改善計画」の作り方
ゲタ対策、ナラシ対策を始め、多くの補助金の対象は「認定農業者」であることが多く、そのためには「農業経営改善計画」を作成し、市町村に提出して「認定」されなければなりません。この記事では記入のしかたではなく「何をかいたらよいか」にフォーカスして解説します。

この記事は、アドバイザーの有限会社 たけもと農場 代表 竹本彰吾さんによる解説とともにご覧ください。
各補助金の案内のページをみれば、フォーマットも記入例も詳細なものがあります。が、最も気になるのは「どういうところが大事なのか?」「審査のポイントは何なのか?」といったところではないでしょうか。
この記事では、「農業経営改善計画」の記入のしかたや記入例ではなく、計画を立てるために、把握しなければいけないこと、改善点として何けばよいのか、さらに現実的な収支計画をたてるときに大事な単収と損益分岐点について解説します。
「農業経営改善計画」には何を書かなくてはいけないか?
認定農業者になるためには、市町村の基本構想の主旨に沿った「農業経営改善計画」を提出し、市町村に認定されなければいけません。また、1度出したら終わりではなく
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この記事のアドバイザー紹介

有限会社 たけもと農場 代表 竹本彰吾 さん
昭和58年生まれ、石川県能美市出身。青いTシャツがトレードマーク。先代の父親から提示された「事業継承10年計画」に基づき、33歳で「たけもと農場」の代表に就任。国産イタリア米・スペイン米の栽培やトヨタ自動車との米づくり改善事業、井関農機・鳥取大学との可変施肥田植え機開発に参加するなど、農家として多方面でのチャレンジを継続。有限会社たけもと農場の代表取締役を務めるほか、アグリファンド石川の会長、全国農業青年クラブ連絡協議会の顧問も務める。また、2020年からは音声配信『青いTシャツ24時〜農業系ラジオ〜』をスタートさせ、新規就農希望者や若手生産者のロールモデルとして注目を集めている。
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