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地力アップ・施肥設計【水稲の施肥】考え方と地力を知って賢い施肥設計を!CaptainT / PIXTA(ピクスタ)

【水稲の施肥】考え方と地力を知って賢い施肥設計を!

目標収量に到達し、かつ、品質もあげたい!というのが稲作農家の望み。収量と品質を構成する要素と施肥は深く関係しています。この記事では、地域の施肥基準を自園に応用するための基本的な考え方を解説します。

目次

稲作農家が施肥設計にあたって、まず参考にするのが地域の「施肥基準」でしょう。個々の生産者が施肥基準を応用して自園の施肥設計に応用するための基礎知識をひもときます。

併せて、側条施肥や肥効調節型肥料や、可変施肥の可能性について紹介します。

そもそも「施肥基準」とは?

施肥設計をするとき、まず参考にするのが、都道府県が公表している「施肥基準」ではないでしょうか。

「施肥基準」で示される施肥量は、目標収量を達成するのに必要な量

「施肥基準」で示されている施肥量は、目標収量に必要な養分量から、地力から得られる養分を差し引いて、化学肥料の吸収割合で割り戻したものです。

施肥基準を決める方程式
出典: 農文協(農山漁村文化協会)「西尾道徳の環境保全型農業レポート|No.63 コシヒカリへの地力窒素発現量予測」 , 鹿児島県「鹿児島県土壌管理指針(七訂版)」 所収「6 施肥管理の考え方」よりminorasu変数部作成

施肥基準には。基準の施肥量のほかに、土壌診断基準、減肥基準があります。基準の施肥量と土壌診断の結果を見合わせて、自分のほ場の状態を

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