新規会員登録
BASF We create chemistry
正社員を雇う決意を
したら行うべきこと
農業法人の成長戦略:人材育成の成功への道Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)

農業法人の成長戦略:人材育成の成功への道

大規模化の進む農業法人では、経営者がすべての作業を指示することはできません。現場リーダーとして責任を持ち、やがて右腕となってくれる正社員の雇用が必要になります。では、正社員を雇い、人材の定着・育成を図るためにはどうしたらよいのでしょうか。成功のポイントや事例を紹介します。

目次
農業の法人化tsukat / PIXTA(ピクスタ)

これから正社員を雇うことを考えてる方にとって気になるのが、どのくらいの規模でどのくらいの人数を雇っているのか? ではないでしょうか。
そこでまずは、法人化の推移と規模別の正社員数を見ていきます。

農業法人の正社員雇用は増えている?

農業法人の正社員雇用は増えているのかを把握するために、大規模経営数、法人化率、農業法人における販売規模と正社員採用数の関係を解説します。また、経営者が社員に期待する役割も紹介します。

大規模経営が増えている

まず押さえておきたいのが、農業において大規模経営が増えていることです。

■ほ場面積の規模別経営体数
10ha未満10〜100ha100ha以上全体
2005196.6万4.2万0.1万200.9万
2010163.0万4.8万0.1万167.9万
2015132.4万5.1万0.2万137.7万
2020102.1万5.3万0.2万107.6万
2005と2020の差▲94.6万1.1万0.1万▲93.4万
出典:農林水産省「農林業センサス累年統計‐農業編‐(明治37年~令和2年)|農業経営体|経営耕地面積規模別経営体数」 よりminorasu編集部まとめ

2005年と2020年を比べると、農業経営体数は93.4万も減っています。その内訳を見ると、10ha未満で94.6万の減少に対して、10ha以上では

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。