きこり / PIXTA(ピクスタ)
【新時代の肥料散布】散布方法と機械選び|ブロキャスからドローン・可変施肥まで
稲作経営において、施肥体系の設計は重要です。基肥や追肥として、いつ・どんな肥料を施用するかに加えて、最適な散布方法も決めなければなりません。この記事では、肥料の散布方法と機械の選び方を解説します。
肥料の種類が多様化しており、それに応じて効果的・効率的な散布方法の見直しが必要となっています。従来の方法を続けていてよいのか、新しい機械を導入すべきか、施肥体系などを踏まえた見直しをおすすめします。
どちらを選ぶ?代かき前の全層散布と一発肥料
ino masa / PIXTA(ピクスタ)
稲作における肥料散布機を選ぶ前に、まずは施肥体系を選定する必要があります。具体的には、「基肥一発施肥」や「全面全層施肥+追肥」、あるいは「基肥一発施肥+補完的な追肥」などを考える必要があります。
近年、省力化のニーズが高まっており、「基肥一発肥施肥」の普及が進んでいます。その背景には、稲作経営の大規模化や経営者の高齢化があります。
一方、米の食味向上ため、全面全層施肥と追肥を行う場合もあります。
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