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ほ場20haを約14年で150haに拡大、多品種・多品目の複合作でリスク分散とブランディングを実現
有限会社千姓(せんしょう)は、150haの広大なほ場で水稲や約20品目の野菜類の複合作を営んでいます。多品種・多品目の複合作が実現したのは、コロナ禍でも売上を維持したリスク分散力と、取引先や消費者から選ばれる「つづき農場」というブランド力です。現在では水稲と野菜類の複合作だけではなく、加工品製造販売事業など幅広い事業を展開する千姓ですが、その事業戦略について代表取締役の都築興治さんに伺いました。
出典:minorasu編集部作成
有限会社千姓 代表取締役 都築興治さん(つづき・こうじ)さん プロフィール
画像提供:有限会社千姓 都築興治さん
愛知県知多郡阿久比町出身。父は営農、母は教職という共働き家庭に生まれた都築さんは、スポーツトレーナーを志して順天堂大学スポーツ健康科学部へ進学しました。
しかし、大学1年のときにアルバイトで父の農業を手伝ったことをきっかけに就農を決意します。大学卒業後の3年間は、山梨県の農業法人で野菜の栽培技術とともに「農業経営」について学びました。
2011年に父が法人化した「有限会社千姓」に入社し、翌2012年には代表取締役に就任しました。
耕作放棄地の借り受けを中心にほ場を拡大し、現在は150haで水稲、酒米、もち米、飼料米、ブロッコリー、小松菜、そのほかの野菜(約20品目)の複合作を行っています。さらに加工
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