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四隅まで田植機で植えるコツ! 変形田でも効率よく植える方法とは?
田植機で苗を移植する際は、ほ場の規模や形に適した田植機を選び、走行コースを事前に確認し、綿密に計画しておくことが作業効率化のポイントです。本記事では、8条植えの田植機と8条未満の田植機、変形田のコース取り例や、田植え前後で留意する点について解説します。

この記事は、アドバイザーの十和田アグリ株式会社 代表 竹ケ原直大さんによる解説とともにご覧ください。
水田の規模や形状は異なるため、田植作業を効率化するには使用する田植機や通るコースもそれに合わせる必要があります。
田植機の選び方

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田植機には歩行型・乗用型の違いや、クランク式・ロータリー式という苗の植え付け方式による違いがありますが、選ぶ際に最も気になるのは、ほ場の広さや形状に応じて選ぶ「条数」ではないでしょうか。
田植機の条数は、歩行型では2条と4条、乗用型では4条から10条まであります。一般的には、3反歩(約30a)以下の狭いほ場の場合は、2条または4条植えの機種、3反歩以上の場合は5条以上の機種を選択するとよいといわれています、
また、田植機には苗を移植する以外の機能を搭載した機種があり、例えば「側条
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この記事のアドバイザー紹介

十和田アグリ株式会社 代表 竹ケ原直大 さん
青森県十和田市出身。大学卒業後、十和田信用金庫(現:青い森信用金庫)に入行。東日本大震災をきっかけに食の重要性を再認識し、同行退職と同時に十和田アグリ(株)を設立する。農業経営者として、スマート農業技術の導入にも積極的で、大豆栽培でのスマート農業技術実証やドローンを活用した農薬散布サービスの展開など、先進的な取り組みを実施。また、2015年には「あおもりの旨い米グランプリ」まっしぐらの部で生産米がグランプリを受賞するなど、高品質な米作りにも定評がある。十和田アグリ株式会社の代表取締役を務めるとともに、先代の父から引き継いだ有限会社竹ヶ原農産の経営も行っており、地域農業の発展に貢献している。
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