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失敗しない籾摺り機選び!米の品質を決める3つのポイント【農業経営ダイジェスト】

失敗しない籾摺り機選び!米の品質を決める3つのポイント【農業経営ダイジェスト】
出典 : mits/PIXTA(ピクスタ)

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水稲栽培の最終段階である籾摺りは、米の品質を左右する重要な作業です。籾の殻を取り除いて玄米にするこの工程は、乾燥後の管理や適切な機械の使用が求められます。本記事では、籾摺りの流れと注意点、さらに籾摺り機の種類や選定基準について解説します。

籾摺りの基本と重要性

乾燥した籾の適切な水分量は15%です。これを超えると、籾摺り時にくず米が発生し、玄米の表面に傷がつく「肌ずれ」が起こりやすくなります。また、異物混入が機械の故障につながるため、事前の点検が欠かせません。乾燥後は2日程度置いて籾の熱を取ることも、品質を保つためのポイントです。

籾摺り機の利用方法と種類

籾摺りは多くの場合、カントリーエレベーターやライスセンターに委託されますが、近年では農家自らが籾摺り機を導入するケースが増えています。機械には主に次の2つの種類があります。

1.ゴムロール式

回転する2本のロールで籾を圧力と摩擦で脱ぷする方式で、多くの農家が使用しています。メンテナンスが容易な反面、肌ずれが発生しやすいため、ロール間の隙間調整が重要です。

2.衝撃式

高速回転するファンで籾を飛ばし、ゴムの外周に衝突させるタイプです。高い水分含有量の籾にも対応し、玄米の光沢を損なわない点が特長です。ただし、ゴム部分の摩耗が早いため、定期的な交換が必要です。

適切な籾摺り機の選び方

籾摺り機を選ぶ際は、以下の3つのポイントに注目しましょう。

肌ずれ防止機能

玄米に傷をつけず、高品質を保てる調整機能があるか。

異物除去機能

混入物を自動で排除し、機械の故障や品質低下を防ぐこと。

残留米の少なさ

品種変更時の手間を減らすため、残留米が少ない設計が望ましい。

自主的に籾摺りを行うことで、農家は米の仕上がりにこだわり、他と差別化を図ることができます。また、収穫時期を柔軟に調整でき、独自のブランド化や直販による収益向上が期待できます。しかし、機械の選定と運用に責任を負うことになるため、適切なメンテナンスや品質管理が求められます。

詳細を読む▶︎籾摺り機の種類と特徴、適切な選び方について解説

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