【農業経営に求められる戦略視点とは】第6回 戦場(事業環境)の選択④ 農業における競争とは?
これまでは、戦場(事業環境)の中でも市場、特に顧客側を中心に見てきました。今回は、自社と競合の「競争」について取り上げます。ビジネスにおける競争は、必ずしもスポーツ等の競争と同じではありません。農業というビジネスにおける競争について整理し、その上で、競争に対する向き合い方について考えていきます。
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事業における競争とは?
現代社会において、あらゆる競争には勝敗を決める「ルール」が存在します。そのルールは様々です。
事業における競争には、「ルール」がある
資料提供:株式会社コーポレイトディレクション
ではビジネスで勝敗を決めるルールとは何でしょうか?
それは、「顧客に選ばれるかどうか?」が数あるルールの中で重要な位置づけです。顧客ニーズに応える重要性はこれまでの回でも取り上げてきました。
なぜなら、「顧客に選ばれるかどうか?」が勝敗を決めるルールで戦っているからです。
そして、顧客の需要が有限であり、かつ提供者が複数いる場合、「顧客に選ばれる」ための競争が発生します。これがビジネスにおける競争の基本構造です。
「誰が競合なのか?」は、「誰を顧客とするか?」次第
では、誰が競争相手(競合)なのでしょうか?それは、誰を顧客とするか次第です
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芳賀正輝
株式会社コーポレイトディレクション マネージングコンサルタント。 東京工業大学工学部卒。同大学大学院社会理工学研究科修士課程修了。工学修士(経営工学)。外資系化学メーカーBASFコーティングス株式会社、株式会社星野リゾートを経て、現在に至る。