水田雑草「クサネム」対策!種子混入を防ぐ、効果的な防除体系
「クサネム」は、古くから日本各地の水田や湿地、河川敷などにごく普通に見られる大型の一年生雑草です。水稲栽培においては、米粒とよく似た形・大きさになるクサネムの種子が玄米に混入することで、米の品質・等級を著しく低下させるため、非常に厄介な害草です。
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「クサネム」は、もともと大豆作の難防除雑草でしたが、近年は輪作などを通して水稲栽培と共通の雑草となっています。本記事では、水稲栽培におけるクサネムの生態や特徴を画像付きで詳しく解説するとともに、効果的な防除方法について、おすすめの農薬も含めて紹介します。
水田の難防除雑草「クサネム」対策の基礎知識
hiro/ PIXTA(ピクスタ)
近年、関東以西の水田で被害が増えている「クサネム」は、古くから日本に自生している雑草で、水稲栽培では、種子の混入や収穫に支障が出るため問題となっています。
また、大豆作においても、収量が減ったり、収穫の妨げになったりするなどの被害をもたらすため、難防除雑草とされています。特に大豆と水稲の輪作や転作を行う農家にとっては厄介な雑草で、大豆作・
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大曾根三緒
ビジネス、ペット、美術関連など多分野の雑誌で編集者として携わる。 全国の農業協同組合の月刊誌で企画から取材執筆、校正まで携わり、農業経営にかかわるあらゆる記事を扱かった経験から、農業分野に詳しい。2019年からWebライターとして活動。経済、農業、教育分野からDIY、子育て情報など、さまざまなジャンルの記事を毎月10本以上執筆中。編集者として対象読者の異なるジャンルの記事を扱った経験を活かし、硬軟取り混ぜさまざまなタイプの記事を書き分けるのが得意。