見回りの負担を減らそう!水稲のほ場見回りで病害・トラブルを防ぐヒント集

労働時間の約3割を占める水田の見回りは、効率化と品質向上の両立が課題です。雑草管理、異常高温対策、生育状態把握、紋枯病対策など、目的別の効率的な見回り方法を紹介します。
- 公開日:
記事をお気に入り登録する
見回りの負担を減らすためにできることは?
水田の見回りは、水稲栽培の全労働時間の約3割を占めるとされています。
見回りの頻度を減らせば労働効率は上がりますが、収量や品質に悪影響を及ぼす可能性があります。一方で、きめ細かな管理を行えば品質は向上しますが、労働負担が増大します。
この相反する条件のバランスをとるために、見回りの目的ごとに効率的な対応が求められています。例えば、次の4つの管理作業は、それぞれ負担を減らし、トラブルを防ぐポイントがあります。
1.雑草管理の負担軽減
イネ科の雑草は生育が早く、除草してもすぐに確認・見回りが必要になります。深水管理・秋耕による耕種的防除を行い、防除が難しい「クサネム」 には初期防除を徹底することで負担を軽くすることができます。
2. 異常高温時の水管理
異常気象の影響で、ほ場ごとの水温管理が難しくなっています。出穂後の地温を下げる水管理や水温を下げる深水管理がポイントです。
3. 生育状態の把握
異常高温で従来の生育時期とのギャップが生まれ、生育状態の判断に時間がかかるという課題もあります。群落測定 や個葉測定の実施、栽培管理ツールを活用することで見回りの負荷を大きく減らすことができます。
4. 紋枯病の被害防止
紋枯病は早期発見したくても、ほ場の見回りだけで発病した水稲を特定することが難しい病害です。田植え前の耕種的防除&田植え後の肥培管理で発病リスクを減らすことができます。
これらの詳しい解決策は、以下の資料で具体的に解説しています。
資料は、会員登録(無料)して「マイページ」でダウンロードできます。
※すでに会員の方は、「マイページ」よりダウンロードしてください。
記事をお気に入り登録する
minorasuをご覧いただきありがとうございます。
簡単なアンケートにご協力ください。(全1問)
あなたの農業に対しての関わり方を教えてください。
※法人農家の従業員は専業/兼業農家の項目をお選びください。
ご回答ありがとうございました。
お客様のご回答をminorasuのサービス向上のためにご利用させていただきます。

minorasu編集部
minorasuは、「農業経営をより効果的に実践したい」「これまでなかなか踏み込めなかった農業経営にまつわるノウハウを学びたい」といった、農家の皆さまのお悩みに応えるためのメディアです。それぞれの課題を乗り越えるのに役立つよう、生産効率、資金計画、加工・流通など様々な角度から情報をお届けします。