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コンバインの価格は?新車・中古車の価格情報一覧と賢い選び方

コンバインの価格は?新車・中古車の価格情報一覧と賢い選び方
出典 : ライダー写真家はじめ/PIXTA(ピクスタ)

コンバインは、広いほ場での水稲・麦の収穫に欠かせない農機具です。価格や機能は多様で、クボタやヤンマー、イセキなどのメーカー選びに迷う方も多いでしょう。この記事ではコンバインの販売価格の相場や機種ごとの比較ポイントを解説します。

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コンバインの主要メーカーにおける新車・中古車価格の目安

国内でコンバインを生産・販売する、クボタ、ヤンマー、井関農機、三菱マヒンドラ農機の主要4メーカーについて、主力機の概要と新車・中古車の価格の目安を紹介します。

「クボタ」のコンバイン:50年以上国内コンバインの開発をリード

株式会社クボタは、農機メーカーでは国内最大手で、海外にも多く輸出しています。1968年に最初のコンバインを開発して以降、50余年にわたってコンバインの開発・改良をリードしてきました。

<主なコンバイン> DIONITHシリーズ〈DR472 / DR575 / DR595 / DR6115 / DR6130 / DR7130〉

クボタの「DIONITH(ディオニス)」シリーズは、72〜130馬力、4条刈から7条刈までのラインアップを揃えた高性能コンバインです。​

湿田でも安定した作業を可能にする「4PC・STモンロー」や、耐久性に優れた「e-VCCTミッション」を搭載しており、安定した収穫作業を実現します。​また、クボタ営農支援システム「KSAS」対応で、食味・収量センサの装着も可能です。

メーカー希望小売価格(税込)は、DR472が約1,110万円から1,526万円、DR575〜DR6130が約1,280万円から2,400万円、最上位モデルのDR7130(130馬力・7条刈)は約2,240万円から2,485万円となっています。

「DIONITH DR472」製品ページ
「DIONITH DR575〜DR6130」製品ページ
「DIONITH DR7130」製品ページ

「ヤンマー」のコンバイン:世界最大の農業機械メーカーと提携した技術力

ヤンマーグループ(持株会社はヤンマーホールディングス株式会社)は、1912年に山岡発動機工作所として創立し、1933年にはディーゼルエンジンの小型実用化に世界で初めて成功しました。その技術を生かした農機の開発を続け、コンバインのシリーズにも根強い人気があります。

<主なコンバイン> YH3/4Rシリーズ〈YH325R / YH333R / YH440R / YH452R

ヤンマーの「YH3/4Rシリーズ」は、25.3〜51.5馬力、3条刈・4条刈に対応した高性能コンバインです。​

自動こぎ深さ制御や刈取オートリフト、オーガオートセットなどの先進機能を標準装備し、湿田での安定作業を実現する車体水平制御(UFO)も搭載しています。​

また、エンジン負荷に応じて自動減速・加速を行う「快速制御」機能により、効率的な作業が可能です。

メーカー希望小売価格(税込)は、YH325Rが約589万円から647万円、YH333Rが約666万円から724万円、YH440Rが約823万円から867万円、YH452Rが約889万円から933万円となっています。

YH3/4Rシリーズ 製品ページ

「井関農機」のコンバイン:世界初の自脱型コンバインを開発!

井関農機株式会社は、創業1926年の歴史ある農機具メーカーで、量産自脱型コンバインを世界で初めて開発した企業でもあります。常に新しい分野に取り組む姿勢のある社風で、業界で初めて7条刈コンバインの開発にも成功し、農機具業界をリードしています。

<主なコンバイン> フロンティアマスターFMシリーズ〈FM468 / FM475 / FM575〉

イセキの「フロンティアマスターFMシリーズ」は、68.0〜74.8馬力、4条刈・5条刈に対応した高性能コンバインです。

操作性の向上に注力しており、副変速の電子クラッチ化や可変バルブ式刈取上下機能を搭載。​グレンタンクのワイド点検口やこぎ胴大型点検口など、メンテナンス性も大幅に向上しています。

また、​作業時の騒音を従来機より7dB(A)低減を実現した新設計の静音キャビンや、保温冷庫やオートエアコン、USBラジオなど、長時間作業でも快適な居住性を実現しています。​

メーカー希望小売価格(税込)は、FM468が約1,048万円から1,300万円、FM475が約1,214万円から1,403万円、FM575が約1,276万円から1,527万円となっています。

「フロンティアマスターFMシリーズ」製品ページ

「三菱マヒンドラ農機」のコンバイン:長く使える農業機械へのこだわり

三菱マヒンドラ農機株式会社は、1914年に創業した老舗で、創業者は「農業機械発明の父」といわれています。農機具のブランドとしては「サトー式農機」として親しまれてきました。

現在は三菱重工株式会社の子会社で、2015年にマヒンドラ&マヒンドラ社が資本参加したことで、社名が三菱マヒンドラ農機株式会社になりました。

老舗らしく堅実で、安全性や耐久性を大切にし、丁寧なメンテナンスやアフターサービスを重視しています。

<主なコンバイン> Vシリーズ〈465 / V565 / V475A / V575A〉

三菱マヒンドラ農機の「V465・V565 / V475A・V575A」シリーズは、67.8〜75.3馬力、4条刈・5条刈に対応した高性能コンバインです。​鷲をイメージした「イーグルデザイン」を採用し、力強い動力性能と快適な居住性を兼ね備えています。

エンジンには、国内特自4次排ガス規制に対応した高出力・低燃費のコモンレールシステムを搭載。​ディーゼル微粒子除去装置(DPF)やブローバイガス還元装置を備え、環境性能にも
配慮されています。また、エンジン回転自動制御やエコノミーモードランプ、アクティブタッチパネルなど、作業効率を高める機能も備わっています。​

メーカー希望小売価格(税込)は、V465が約957万円から1,314万円、V565が約1,280万円から1,527万円、V475Aが約1,280万円から1,527万円、V575Aが約1,280万円から1,527万円となっています。

「V465・565/V475A・575A」製品ページ

予算や目的に応じた、コンバインの賢い選び方

担い手不足が深刻化する日本の農業において、作業を大幅に省力化できるコンバインの重要性はますます上がっていくでしょう。しかし、コンバインは機能が複雑で、価格も安くはありません。個人経営農家には決して少なくない出費です。

必要な機能を備えたものを、適正な価格で購入するためにはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。

水稲栽培ならやっぱり専用機? 「自脱型」「普通型」の違いと選択基準

自脱型コンバイン(グレンタンク式)の籾排出

Fast&Slow/PIXTA(ピクスタ)

先述の通り、自脱型コンバインは米麦のように穂を持つ穀物の脱穀に特化しているため、普通型で生じやすい穀粒のロスを防ぎ、選別の精度や効率もアップします。水稲や麦の単一経営をするのなら自脱型を選ぶべきでしょう。

一方で、普通型は大豆やそばなどそのほかの作物の収穫に広く活用できるため、例えば田畑輪換して水稲・小麦・大豆などの転作をする場合は、すべての作物の収穫が1台で済ませられる普通型を選べば機械コストを低減できます。

稲刈りには、普通型と稲刈り用アタッチメントを組み合わせて使ってもよいでしょう。

普通型コンバインの刈取り部

sammy_55 / PIXTA(ピクスタ)

作業効率を考えるなら、コンバインの「サイズ」も重要な検討事項

コンバインを選ぶ際に、条数や馬力は比較的重要な要素です。5条刈、6条刈など条数が多いほど一度に多く収穫できるので、単純に考えれば効率は上がります。

ところが、日本の農地は平たんでなかったり、ほ場が狭かったり、畦道が細かったりして幅が広い農機だと動きが取れなくなってしまう場合があります。

単純に幅が足りるかだけでなく、回転できるか、曲がれるか、畔は通れるかなど周囲の十分なスペースも確認し、最も適切なサイズのコンバインを選びましょう。また、コンバインのサイズによっては必要な免許証が異なるので、運転できる免許証を所持しているかどうかも確認しましょう。

コンバインのサイズ選択には、農地の広さや形状、農道の幅などにも留意する

ちった / PIXTA(ピクスタ)

新車にはない注意点も! 中古車を購入する場合に見るべきポイント

コンバインは中古市場にも多く出回っているので、初めから新車を買わず、まずは中古を使ってみるのもよい方法です。今はインターネットで全国の中古農機販売店の在庫が見られるので、より利用しやすくなりました。

ただし、中古のコンバインを購入する際にはいくつか注意すべきポイントがあります。中古車の購入と同じようなポイントですが、運転時間、整備状況、消耗品の管理状況などに注意しましょう。

運転時間の目安として、農機具を安全に使える基準は馬力×100時間程度といわれています。運転時間をチェックして、あとどれくらい乗れるかを確認しましょう。ただし、上記はあくまでも目安として考え、全体的な整備状況や手入れの状態のよいものを選ぶことも重要です。

また、購入後の保証やアフターケアを行ってもらえるか、購入店でサービスを確認することも大切です。

中古コンバインの購入時には、運転時間、整備状況、消耗品の管理状況などに注意

akira / PIXTA(ピクスタ)

改めて確認しよう!農作業におけるコンバインの役割と種類

コンバインは、刈取と一緒に脱穀・選別の作業を1台でこなせる乗用の大型農機です。使用するのは1年のうち収穫期の数日間だけですが、多大な労力を要する収穫作業を大きく効率化・省力化でき、規模の大きなほ場で水稲や麦類、大豆などを生産する農家には欠かせません。

普通型コンバインによる麦の収穫

川村恵司 / PIXTA(ピクスタ)

大規模農業経営がもともと盛んだった欧米で開発・普及したコンバインは水稲や麦類のほか大豆、小豆、菜種などさまざまな作物の収穫に対応でき、「普通型コンバイン」と呼ばれます。

しかし、1950年代後半に日本に入ってきた当初の普通型コンバインは、刈取った株を丸ごと脱穀機に通すため穀粒のロスが多いうえに、稲わらも潰れて利用できませんでした。

そうした普通型コンバインの欠点を補うため、日本の農機メーカーが日本の農業に合うコンバインの開発に取り組み、刈取った水稲の穂先だけを脱穀機に通すことで穀粒のロスを減らし、稲わらも保ちながら選別される「自脱型コンバイン」が開発されました。自脱型は穂になる米や麦の収穫には優れた性能を発揮しますが、それ以外の作物には対応できません。

刈取った水稲の穂先だけを脱穀機に通す自脱型コンバイン

Binimin / PIXTA(ピクスタ)

その後、普通型、自脱型ともに国内農機メーカーが改良にしのぎを削り、狭くて複雑な地形のほ場が多い日本で使いやすいコンパクトなコンバインが次々に開発されました。

近年はGPSやIoTを利用した自動操舵機能のあるコンバインも増え、作業にかかる時間や選別の精度も飛躍的に向上しています。

水稲や麦の収穫に特化して使うならより選別の性能に優れた自脱型を、大豆や小豆・そばなどの脱穀にも広く使うなら普通型を選ぶとよいでしょう。

また、2条刈、3条刈など条数の違いや馬力の違いは、作業効率や作業時間にかかわりますが、数値の大きいものほど値段も高くなるため、ほ場の規模や収量に合ったものを選ぶことが大切です。

自動操舵コンバイン

ライダー写真家はじめ/PIXTA(ピクスタ)

高額なコンバインは、必要なときだけレンタルするという選択肢も

たとえ中古でも、状態のよいコンバインを購入するとやはり高額になってしまいます。それでも、コンバインを使用するのは、年間で収穫時期の数日間だけです。普通型であれば、いくつかの異なる収穫期に活用できますが、それでも年間で数日にしかなりません。

そこで、購入する前に必要な期間だけレンタルするという選択肢もあります。レンタルであれば、必要な日数分だけの料金を払えばよいので、コンバイン代金のコストダウンはもちろん、維持費やメンテナンスに要する労力も節約できます。

農機レンタルは、地元のJAや地域の団体が貸し出していることもあるので、初めに問い合わせてみましょう。例えば、JAみやざきの場合、コンバインのレンタル料金は85,360円~129,360円(2024年2月時点の参考価格)です。

出典:JAみやざき高千穂地区本部所収「JA農機レンタル」

なお、コンバインは乗用の大型農機のため、農機の配送や引き取りが難しい可能性があります。レンタル業者へ依頼する場合は、距離に応じて追加で1万円前後の配送料が必要になるので注意しましょう。

コンバインの取引

tsukat / PIXTA(ピクスタ)

農地の集約化が進み、広いほ場が増えるにしたがって、コンバインなどの大型農機の導入が不可欠になっていきます。

コンバインはかなり高額ですが、その分、労力の省力化と効率化、作業時間の短縮が可能となり、十分なメリットが期待できます。将来的な展望も考慮しながら、自分の農地に最も適したコンバインの種類やサイズを的確に見定めてから導入しましょう。

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大曾根三緒

大曾根三緒

ビジネス、ペット、美術関連など多分野の雑誌で編集者として携わる。 全国の農業協同組合の月刊誌で企画から取材執筆、校正まで携わり、農業経営にかかわるあらゆる記事を扱かった経験から、農業分野に詳しい。2019年からWebライターとして活動。経済、農業、教育分野からDIY、子育て情報など、さまざまなジャンルの記事を毎月10本以上執筆中。編集者として対象読者の異なるジャンルの記事を扱った経験を活かし、硬軟取り混ぜさまざまなタイプの記事を書き分けるのが得意。

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