出典 : 農林水産省「営農類型別経営統計|令和3年」、全国農業協同組合連合会(JA全農)「各肥料年度の肥料価格」、ザルビオ「導入事例」よりminorasu編集部で試算
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肥料費は、特に畑作や水田作において経営費の10%近くを占めています。たとえば、2ヘクタールの水田で肥料費が25万円も増加するケースもあります。こうしたコスト上昇は、農家の経営収支を圧迫するため、早急な対策が求められます。
1.銘柄・購入先の見直し
肥料の種類や購入先を見直すことで、コスト削減が可能です。汎用肥料に切り替えると、20kgあたり600円の節約につながる事例もあります。農林水産省の調査では、同じ成分の肥料でも購入先によって価格が2倍以上異なる場合があるため、定期的な見直しが推奨されます。
2.土づくりによる肥料の削減
長期的なコスト削減には、緑肥や堆肥の活用が効果的です。たとえば、ヘアリーベッチの導入で化学肥料の使用量を50%削減した事例があります。こうした取り組みは、土壌の養分を高め、持続可能な農業経営に寄与します。
3.可変施肥技術の導入
すぐに取り組める施策として、ほ場ごとの地力や生育状況に応じた「可変施肥」があります。水稲栽培において可変施肥を導入した結果、2ヘクタールの水田で肥料費13万円の削減に成功した事例もあります。この技術は、無駄な施肥を減らし、収量の向上にも貢献します。
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