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山形県天童市にある王将果樹園は、観光農園として地域の観光業を支えてきましたが、コロナ禍において観光客が減少し、農園の運営が難しくなりました。それでも、やまがたさくらんぼファームは柔軟な対応と新たなビジネスモデルで利益を確保しています。その秘訣は、観光農園事業に依存しない多角的な経営戦略にあります。
まず、同社は6次産業化を進め、さくらんぼの加工食品販売に注力しました。観光客が減少した際にも、ソフトクリームやリキュールなどの商品開発を行い、商品販売で収益を得ることに成功しています。また、オンライン販売や通信販売を強化し、特に「ワケあり倶楽部」という旬の果物をセットで届けるサービスが人気を集めました。これにより、観光農園に依存せずに売上を確保できました。
さらに、地元企業や地域住民と連携し、観光農園の果物を効率的に収穫・販売する体制を整えたことも大きな要因です。天童温泉の従業員や大学生、ボランティアが協力して果実を収穫し、廃棄を減らしながら経済的な損失を最小限に抑えました。
オンラインを活用した「AIR農園部」では、農園での収穫体験を自宅から参加できる形式で提供し、子供たちの食育活動としても人気を集めています。また、果物や加工品を24時間購入できる自動販売機「くだものじはんき」の設置により、非接触型販売にも対応しています。
詳細を読む▶︎「観光農園事業」に依存しない! ニューノーマルにも対応できる王将果樹園の経営戦略
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