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玉ねぎ栽培において重要なポイントの一つは、病害虫の早期発見と防除です。玉ねぎは全国で広く栽培されており、その需要も高い作物ですが、いくつかの特有の病害虫が発生するリスクがあります。
べと病は、玉ねぎの栽培初期から発生するリスクが高い病害で、特に湿気が多く、気温が15度前後の環境で多発します。主な症状は葉が黄化し、病斑部に白色や暗紫色のカビが発生することです。べと病は土壌中の病原菌が長期間生存するため、一度発生すると再発の可能性が高まります。そのため、耕種的防除として排水性を改善し、連作を避けることが重要です。
灰色腐敗病は、特に玉ねぎの生育後期や貯蔵中に注意が必要な病害です。生育期には下葉が黄化し、球の肥大が悪くなることが多いです。また、貯蔵中に発生すると球の表面に灰白色のカビが発生し、品質を大きく損ないます。排水性の悪いほ場や、湿気が多い環境で発生しやすい病害のため、高畝にして排水対策を行い、貯蔵環境の管理を徹底することが防除の鍵です。
玉ねぎに寄生する害虫、ネギアザミウマは、葉から吸汁し、その部分がかすり状に白くなる被害を引き起こします。特に高温乾燥時に大発生しやすいです。吸汁による被害だけでなく、タマネギえそ条斑病(IYSV)のウイルスを媒介することもあり、注意が必要です。防除には、早期の農薬散布が効果的で、「グレーシア乳剤」や「コルト顆粒水和剤」を使用することで効果を高められます。
詳細を読む▶︎【玉ねぎ栽培マニュアル】発生しやすい病害・害虫一覧! 防除方法を一挙解説
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