「住民と共にある都市農業」で利益を出す。都市農業の新たなあり方を見出した「白石農園」の経営手法
都市内あるいは都市に隣接した 場所に農地を持つ都市農家は、地方で広大な農地を所有し、それを基盤に事業拡大を進める農家とは異なる経営手法が求められます。今後、都市農家はどのように都市の中で生き残ればいいのでしょうか。東京都練馬区で農業を続ける白石農園を取材し、そのヒントを探ってみました。
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目次
白石農園 白石 秀徳(しらいし ひでのり)さん プロフィール
出典:白石農園ホームページ
東京都練馬区で約350年にわたり農業を続けてきた白石農園の後継者である白石秀徳さん(以下役職・敬称略)。もともとは、青果市場で競り人を務め、北海道から沖縄まで、JAが取り扱う野菜類を中心に販売を担当していた。
その経験と知見を活かし、都内では希少かつ最大規模のアスパラガス農場を経営している。
先代が創り出した「街の人たちと共 にある農業」
白石農園の大きな特徴は、農地の4割ほどを「練馬方式の体験農園」としていることです。
「練馬方式の体験農園」とは、先代が1990年代に農家仲間と考えたスキームで、市民に農地を行政を通して貸すのではなく、農園主が市民に技術指導し、市民の方が自ら野菜を栽培するというものです。農園主は、農地を守りながら少ない労働時間で
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松崎博海
2000年より執筆に携わり、2010年からフリーランスのコピーライターとして活動を開始。メーカー・教育・新卒採用・不動産等の分野を中心に、企業や大学の広報ツールの執筆、ブランディングコミュニケーション開発に従事する。宣伝会議協賛企業賞、オレンジページ広告大賞を受賞。