イチゴの受粉方法は? ミツバチに代わる、人工授粉の新たな選択肢

ハウスでのイチゴ栽培では、花粉媒介昆虫の導入による他家受粉や人工授粉が必要です。受粉に失敗した場合、結実しなかったり、奇形果が発生したりして、収量と品質の低下につながります。本記事では効率的なイチゴの受粉方法や手順を解説します。
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目次
品質のよいイチゴを収穫するためには、しっかりと受粉させることが重要です。本記事では、受粉の効率化や、供給不足が問題となっているミツバチに代わる花粉媒介昆虫、ドローンやロボットを活用した自動授粉技術などを紹介します。
受粉しないとどうなる? イチゴ栽培における「人工授粉」の必要性

ERI / PIXTA(ピクスタ)
イチゴは他家受粉の植物です。露地栽培では風もしくはミツバチやハエなど、その土地に生息する花粉媒介昆虫によって受粉が行われますが、施設栽培ではそれらがほぼ期待できないため、人工的な受粉によって結実させる必要があります。
イチゴの花には100本以上の雌しべがついていますが、このうち受粉しない雌しべがあると果実が十分に肥大しません。果実のサイズが小さくなる、形がいびつになるといった問
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大森雄貴
三重県伊賀市生まれ。京都を拠点に企業・団体の組織運営支援に携わった後、2020年に家業の米農家を継ぐためにUターン。現在は米農家とライターの二足の草鞋を履きつつ、人と自然が共に豊かになる未来を願いながら、耕作放棄地の再生、農家体験プログラムの実施、暮らしを大切にする経営支援などに取り組んでいる。