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農地集積・集約化とは?新規就農者が知っておくべきその意味とメリット

農地集積・集約化とは?新規就農者が知っておくべきその意味とメリット
出典 : YsPhoto / PIXTA(ピクスタ)

農地集積・集約化の取り組みは、高齢化や担い手不足、耕作放棄地の増加といった農業が抱える問題の解決策として期待されています。その概要や目的、そして大規模経営農業化の効果と今後の課題について、事例とともに検証します。

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日本の農業は、農家の高齢化や担い手不足に歯止めがかからず、大きな変革を求められています。そこで促進されているのが農地集積・集約化です。その取り組み状況と期待されるメリット、課題、展望について、具体的な成功事例を交え多角的に解説します。

農地集積・集約化とは?

農地集積とは、農地を所有し、又は借り入れること等により、利用する農地面積を拡大することをいいます。農地の集約化とは、農地の利用権を交換すること等により、農地の分散を解消することで農作業を連続的に支障なく行えるようにすることをいいます。

出典 農林水産省「用語の解説」

従来、日本の基本的な農業形態は、「零細分散錯圃(れいさいぶんさんさくほ)」(次項で説明)でした。しかし昨今では、地方自治体を主体とした農地の集積・集約化が進められています。その具体的な方法や目的、メリットはどのようなものなのでしょうか。

「零細分散錯圃」のデメリットを解消するための取り組み

零細分散錯圃とは、江戸時代から続く日本の農業の基本的な形態です。山間地の多い日本で、河川の氾濫や土砂崩れなどの自然災害と向き合いな

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大曾根三緒

大曾根三緒

ビジネス、ペット、美術関連など多分野の雑誌で編集者として携わる。 全国の農業協同組合の月刊誌で企画から取材執筆、校正まで携わり、農業経営にかかわるあらゆる記事を扱かった経験から、農業分野に詳しい。2019年からWebライターとして活動。経済、農業、教育分野からDIY、子育て情報など、さまざまなジャンルの記事を毎月10本以上執筆中。編集者として対象読者の異なるジャンルの記事を扱った経験を活かし、硬軟取り混ぜさまざまなタイプの記事を書き分けるのが得意。

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