キャベツの追肥タイミングは? 施肥管理で結球遅れや裂球を防ごう

キャベツは吸肥力が高く多肥栽培になりやすい作物で適切な施肥管理が重要です。そこでこの記事では、作型ごとに、基肥と追肥の割合や追肥のタイミングなど、具体的な施肥設計例を紹介します。
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高い吸肥力を持つキャベツは、多肥栽培のリスクを避けるためにも、適切な施肥管理が必要です。今回は作型ごとに施肥設計例を紹介します。
収量・品質に影響大! キャベツ栽培における施肥管理の重要性

結球期を迎えたキャベツ
川村恵司 / PIXTA(ピクスタ)
まず、キャベツ栽培における施肥管理の重要性を解説します。養分の吸収量や、それ以上の施肥を行うとどのような現象が起こるかも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
吸肥力が高く、多肥になりやすいキャベツ
キャベツは作物の中でも吸肥力が高く、多肥環境下でも過剰生育や濃度障害を起こしにくいことから、施肥管理が比較的容易だといわれています。
通常の養分吸収量は、10a当たり窒素20~30kg、リン酸5~7kg、カリウム25~35kg程度で、特に窒素とカリウムの吸収量が多くなっています。
その反面、多肥栽培になりやす
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百田胡桃
県立農業高校を卒業し、国立大学農学部で畜産系の学科に進学。研究していた内容は食品加工だが、在学中に農業全般に関する知識を学び、実際に作物を育て収穫した経験もある。その後食品系の会社に就職したが夫の転勤に伴いライターに転身。現在は農業に限らず、幅広いジャンルで執筆活動を行っている。