持続可能な農業の新しいかたち|売上高5倍と高い収益性を両立させた「たてお農園」の戦略
農業人口が大幅に減少する中、「たてお農園」は近隣の農家の土地を活用して耕作地を広げてきました。個人の勘や経験に頼るだけでなく、土壌改良も含めた着実な成果が期待できる栽培技術を積極的に導入。微生物も活用した土作りや植物へのストレスの軽減など、きめ細かな工夫も積み重ねて売上を5倍超に伸ばしています。
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合同会社たてお農園 代表 舘尾 雄治(たてお ゆうじ)さんプロフィール
工業高等専門学校を卒業し、東京の企業で13年勤務した後、Uターン就農。北海道上富良野町にある実家の農業を受け継ぐ。2017年、長女の万里子さんもUターン就農。大学農学部での研究経験、企業で得た総務・経理・労務の知識を生かし、販路拡大などにも取り組む。
農家が高齢化する地域で耕作地を増やす
出典:たてお農園 Facebook
地域有数の規模となる農家に成長
北海道中央部の上富良野町は、標高2,000メートルを超える十勝岳の西側に広がり、町の中心の平坦地を囲むように丘陵地が連なっています。
舘尾雄治さんが経営する「たてお農園」も標高400メートル近くの高地にあり、栽培品目はジャガイモ(馬鈴薯)、麦、大豆、かぼちゃ、スイートコーン、ミニトマト(施設栽培)など多岐にわたっています。
4年前からは、酒造メーカーと
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山辺孝能
熊本県立濟々黌高等学校、西南学院大学文学部卒業。企業で教育機関の学生募集広報などに携わった後、1995年からライターとして活動。プロダクション勤務を経て、2004年にフリーランスとなる。現在の主な業務は教育、金融、医療、IT、農業などの分野での広報・コミュニケーションツールの企画・制作。