アグレス 未来開発室 山浦正浩氏 |カンボジアから長野へ「農業×海外」で未来を切り拓く 前編
山浦昌浩さんの勤める株式会社アグレスは、長野県の野辺山高原にあります。山浦さんは、アグレスの未来開発室長として農業に関わると共に「日本4Hクラブ」の会長として次世代を担う若手農家の成長をあと押ししています。業界に新鮮な風を吹き込む山浦さんの若手時代、そして未来の展望について伺いました。
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目次
株式会社アグレス 未来開発室長 4Hクラブ会長 山浦 昌浩(やまうら まさひろ)さんプロフィール
20代で国際支援を志し、イギリスに2年間留学。その後、カンボジアへ渡航し、現地国際支援NGO職員として約3年間勤務。帰国後、32才で長野県で就農し、国内外の農場経験を経て株式会社アグレスに入社。
「日本一自由なサラリーマン農家」として、長野県にある野辺山高原でのイベント企画や新規事業開発を担当し、多様な農家育成を目的に農業に特化した海外スタディツアー「農スタ」を主催。
食品ロスをテーマに、クラウドファンディングで約250万円を集めるなど、農業界における新たな取り組みに挑戦している。
「世界を変えたい」20代で国際支援の現場へ
20代の頃の山浦さんは「国際支援」を自身のテーマに据えて、農業とは無縁の生活を送っていたそうです。
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中田達大
1990年生まれ。東北大学大学院修士課程修了。新卒入社した企業では新規法人営業や書店員として売場づくり・スタッフマネジメントを経験。21年にインタビュアーとして独立。農業に関わる人の生き方や考え方を、インタビューを通じて発信することへの関心が高く、21年には「農」に関するインタビュー集を自費出版。