牛糞堆肥で土作り! 使い方・量の目安と、収量を上げる施肥設計

牛糞堆肥は土壌改良に優れた有機肥料の1つです。本記事では、牛糞堆肥がもたらす土壌へのメリットや適切な使用方法、施肥設計の考え方を紹介します。牛糞堆肥を扱う際の注意点や、ほかの堆肥と異なる特徴についても解説します。
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牛糞堆肥とは? 特徴と土作りにおける役割

Mac/PIXTA(ピクスタ)
牛糞堆肥は、牛の排泄物を主成分とした有機肥料で、土壌改良と持続可能な農業に貢献します。牛の糞尿と敷料(もみ殻・おが屑・稲わらなど)を混ぜ込んで発酵させて作られます。
牛糞堆肥の特徴と土作りにおける役割は、以下の通りです。
- 有機物が豊富で主に土壌改善に用いられる
- 減肥により化成肥料の使用削減につながる
- 窒素含有率が低く肥効が緩やか
上記の効果を発揮するための施用量は、扱う作物の品種や土質によって異なるため、過度な施用には注意が必要です。
基肥としての牛糞堆肥がもたらす土壌改良効果
牛糞堆肥が土壌へもたらすメリットは、土壌の物理性・化学性・生物性の改善と向上です。
物理性の面では、牛糞堆肥を栄養分とする微生物の増殖で団粒構造が形成されて土がふかふかになり、通気性・保水性・排水性が向上します。
化学性の観点からは、牛糞堆肥が土壌
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大澤秀城
福島県で農産物直売所を立ち上げ、店長として徹底的に品質にこだわった店づくりを行い、多くの優れた農家との交流を通じて、農業の奥深さを学ぶ。 人気店へと成長を遂げ始めたさなかに東日本大震災によって被災。泣く泣く直売所をあきらめ、故郷の茨城県で白菜農家に弟子入りし、畑仕事の厳しさを身をもって体験する。 現在は農業に関する知識と体験を活かしながら、ライターと塾講師という2足のわらじで日々歩みを進めている。