C/N比とは?有機物の分解速度から考える効果的な土壌改良方法

C/N比は、有機物に含まれる炭素と窒素との比率を表す指標です。この数値を土作りの参考にすることで、ほ場で栽培する作物に最適な土壌を準備できます。今回はC/N比の求め方と、主な有機資材のC/N比や使用方法を紹介します。
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目次
高品質な作物を栽培するためには、土作りが非常に大切です。そのため、堆肥などをほ場に投入するときは、成分と肥料効果を正確に把握して作物に適したものを選ぶ必要があります。
その指標となるC/N比について、基礎知識と使い方を解説します。
土作りで注意すべき、有機物の「C/N比(炭素率)」とは?

asobiスタジオ / PIXTA(ピクスタ)
農業で使用する有機質肥料に含まれる炭素と窒素の量を比率で表したものがC/N比(炭素率)です。炭素(C)含有量を窒素(N)含有量で割って計算します。
C/N比は値が低いほど窒素含有量が多く、値が高くなると窒素含有量が少なくなります。C/N比の基準値は20~30で、それを境に高いか低いかを判断します。
値の高低で何が変わる?C/N比が重要な理由
高品質で食味がよい作物を栽培するポイントの1つが、ほ場の準備段階で土
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大曾根三緒
ビジネス、ペット、美術関連など多分野の雑誌で編集者として携わる。 全国の農業協同組合の月刊誌で企画から取材執筆、校正まで携わり、農業経営にかかわるあらゆる記事を扱かった経験から、農業分野に詳しい。2019年からWebライターとして活動。経済、農業、教育分野からDIY、子育て情報など、さまざまなジャンルの記事を毎月10本以上執筆中。編集者として対象読者の異なるジャンルの記事を扱った経験を活かし、硬軟取り混ぜさまざまなタイプの記事を書き分けるのが得意。