【アグリク2022】就農をめざすなら参加必須! 農と食の就・転職フェア
「アグリク」は農業界における人気の就活イベントで、就農をめざす方にとっては参加が必須ともいえる就・転職フェアです。そこで今回はアグリクの特徴はもちろん、2021年に開催された「アグリク2022」の様子や、実際のプログラムなどについて紹介します。
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新規就農をめざすなら要チェック! 農業界の就活イベント「アグリク」とは?
まずは「アグリク」とはどんなイベントなのか、基本的な概要や就・転職に与える影響について紹介するとともに、2021年3月に開催された「アグリク2022」のイベント内容について詳しく紹介します。
アグリコネクトが実施する、農と食の就・転職フェア
株式会社PR TIMES(アグリコネクト株式会社 ニュースリリース 2018年4月2日)
「アグリク」とは、アグリコネクト株式会社が2013年から毎年実施している農業就職イベントのことです。事前に予約する必要があるものの、基本的に参加費は無料、履歴書も不要で気軽に参加できます。
農業に興味がある人や農業に関する職業に就職したい人、またはU・Iターンで地域の成長企業に就職したい人を対象として実施されています。
農業メディアや農業に関する人材企業など、多くの農業に関連する企業と連携して幅広く集客しており、就農に関するイベントとしては日本一の集客実績を誇ります。
さらに「アグリク」を通して毎年50名程度の学生や社会人が就農を果たしていることからも、日本農業の発展に大きな影響を与えている就活イベントであることがわかります。
2021年3月開催! 「アグリク2022」のイベント内容
2021年3月に開催された「アグリク2022」は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、初の完全オンライン開催となりました。Zoomによる個別相談ルームを設けたり、さまざまな業界研究セミナーが開かれるなど、オンラインながら内容は盛りだくさんでした。
業種別の企業プレゼンテーションでは、農業界の中でも業種によって異なる仕事の魅力や各社のアピールポイントが発表されました。
業界研究セミナーでは、注目されている農業法人の社長やジャーナリストらがパネリストになり、日本の農業の可能性や新たなビジネス機会を発見する手法など、政策や経営の視点での議論が展開されました。
注目を集めるのはなぜ? 「アグリク」が持つ3つの大きな特徴
Fast&Slow/ PIXTA(ピクスタ)
では、なぜアグリクが農業界からこれだけの注目を集め、質の高いマッチングを実現しているのでしょうか?
そこで次にアグリクが注目される理由となる、3つの大きな特徴について詳しく紹介します。
有名企業の出展数が多い
「アグリク」には農業界で有名な企業が多数出展を行っています。北は北海道から南は熊本まで地域も幅広く、東証マザーズ上場企業も参加しています。
業種も非常に幅広く、野菜や水稲などを生産する農業法人以外にも、競走馬生産企業、農産物の加工・流通企業、農業資材メーカー、コンサルティング会社などが出展しています。農業に関連するさまざまな業種の企業が一堂に会していることから、興味のある分野以外の職種を新たに発見する機会ともなり得ます。
過去の参加者アンケートによれば、「それぞれの企業、法人の方々の農業に対して明るい未来を作っていこうとされている気持ちが強く伝わってきました!」との声があり、双方にとって有意義な時間となっていることがわかります。
現場スタッフのリアルな声を直接聞ける
個別相談ルームでの面談の様子(アグリク 2019)
株式会社PR TIMES(アグリコネクト株式会社 ニュースリリース 2018年4月2日)
「アグリク」の2つめの特徴は、個別の相談ルームで経営者や現場スタッフのリアルな声が聞けることです。個別相談ルームへの社長参加率は過半数を超えているそうです。
2021年はZoomでの個別相談でしたが、質問や相談をじっくりできるのは同じです。自身のやりたいことがその企業で実現できるかなど、より深い内容を話すことも可能です。
また、酪農や野菜、スマート農業など業種別の座談会をZoomで実施しており、さまざまな企業の話をまとめて聞くこともできます。
参加者にとって就職先候補を決めるのに有益なのはもちろん、出典企業にとっても農業界に興味を持っている人に自社をアピールする貴重な機会になっています。
最新の農業情報を得られるセミナーも開催
気鋭の農業関連企業の経営者によるセミナー
株式会社PR TIMES(アグリコネクト株式会社 ニュースリリース 2019年3月11日)
開催されるセミナーは2021年のプログラムを見てもわかるように、農業の現場の最前線を学べる内容となっており、内容も幅広いため業界の今とこれからを知ることが可能です。
また新進気鋭のリーディングカンパニーの若手社長によるセミナーなど、経営者の視点から見た事業としての農業に関する内容も多いため、起業などを考えている方はもちろん、業界全体に対する知識を深めたい方にもおすすめです。
次回イベントはいつ? 今後の動向予想
CORA/ PIXTA(ピクスタ)
2021年には3月にオンライン開催された「アグリク」ですが、2022年の開催情報について現在は開示されていません。
なお、2021年3月に開催された「アグリク2022」については、2021年2月ごろから詳細情報が公式SNSから発信されているため、気になる方はぜひチェックしてください。
またこの公式SNSは、農業研修などそのほかの農業関連イベント情報についても発信されているため、2022年の開催情報も含めて今後もこまめに情報を確認するのがおすすめです。
cba/ PIXTA(ピクスタ)
今回は農業界で注目を集めている就活イベント「アグリク」の基本的な情報や特徴、2021年のイベントの様子などを紹介しました。
過去の参加者アンケートの満足度は97%、「アグリク」による就農者も50名程度いることから、就農を検討している方や農業に興味のある方にはぜひ参加していただきたいイベントです。
現段階では2022年のアグリク開催情報は出ていませんが、公式SNSをチェックしながら来年の開催に期待してみてください。
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百田胡桃
県立農業高校を卒業し、国立大学農学部で畜産系の学科に進学。研究していた内容は食品加工だが、在学中に農業全般に関する知識を学び、実際に作物を育て収穫した経験もある。その後食品系の会社に就職したが夫の転勤に伴いライターに転身。現在は農業に限らず、幅広いジャンルで執筆活動を行っている。