小麦農家の収入は?これからの国産需要と、生産者の経営事例
日本では長い間、食料自給率の向上が課題となっていますが、中でも小麦は近年、世界的な供給不足から国産への需要が高まり、国を挙げて生産拡大を推進しています。支援や助成が充実し、収入の安定も期待できる今は、小麦栽培を始める好機です。
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小麦は安定した需要がある一方、多雨・多湿な日本で安定的に収量を確保するには、地域の気候に適した品種選びや作業の省力化などが必要です。そこで、実際の小麦農家の収入や収量増加のポイントについて、国のサポートや成功事例を挙げながら詳しく解説します。
日本の小麦農家は儲かる? 10a当たり収入の目安
ふうび / PIXTA(ピクスタ)
2022年現在、世界情勢の悪化などから世界規模で小麦不足が懸念され、小麦の価格が高騰しています。そのような情勢の中、日本の小麦農家の収入はどのような状況になっているのでしょうか。
目安として、全国の小麦生産の統計から、農家1戸当たりの平均収入を試算してみましょう。
農林水産省が公表している「令和2(2020)年産農産物生産費統計」を参照すると、
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大曾根三緒
ビジネス、ペット、美術関連など多分野の雑誌で編集者として携わる。 全国の農業協同組合の月刊誌で企画から取材執筆、校正まで携わり、農業経営にかかわるあらゆる記事を扱かった経験から、農業分野に詳しい。2019年からWebライターとして活動。経済、農業、教育分野からDIY、子育て情報など、さまざまなジャンルの記事を毎月10本以上執筆中。編集者として対象読者の異なるジャンルの記事を扱った経験を活かし、硬軟取り混ぜさまざまなタイプの記事を書き分けるのが得意。