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小麦の播種時期や方法は? 間隔&播種量の目安と、収量・品質を保つコツ

小麦の播種時期や方法は? 間隔&播種量の目安と、収量・品質を保つコツ
出典 : いまじょうよしひろ / PIXTA(ピクスタ)

小麦の播種時期は地域や品種によって異なりますが、目標収量を達成するには、播種適期を逃さずに最適量の播種を実施することが重要です。この記事では、小麦の播種時期と播種方法に加え、播種時期と播種量の考え方や排水対策など、品質・収量の安定につながるポイントを紹介します。

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小麦の播種時期が早すぎると凍霜害のリスクが高まり、反対に播種時期が遅すぎると生育・成熟の遅れが発生しやすくなります。地域の営農情報を参考にしつつ、品種や気象条件に合わせて小麦の播種時期を決めていくのが収量・品質を確保するポイントです。

小麦の播種時期は? “主要産地別”栽培スケジュール

まずは、小麦の生産量上位7地域の播種時期と輪作や転作への取り入れられ方、栽培されている主な品種を紹介します。

小麦の生産量上位7地域

順位都道府県収穫量作付面積10a当たり
収量
第1位北海道61.4万t130,600ha470kg
第2位福岡7.5万t16,500ha457kg
第3位佐賀5.7万t12,100ha468kg
第4位愛知3.0万t5,870ha511kg
第5位三重2.5万t7,250ha345kg
第6位滋賀2.4万t6,460ha373kg
第7位群馬2.3万t5,380ha422kg

出典:農林水産省「作物統計調査|作況調査|令和4年(2022年)産作物統計(普通作物・飼料作物・工芸農作物)」

北海道:作型により、4月もしくは9月に播種

北海道の小麦栽培は、9月中旬~下旬に播種して7月下旬~8月上旬に収穫する秋播きと、雪解け後の4月下旬に播種して8月上旬~中旬に収穫する春播きの作型に分かれています。

北海道の畑作では、小麦は輪作体型を支える基幹作物として栽培されています。例えば、4輪作なら小麦・てん菜・豆類・ジャガイモ(馬鈴薯)、3輪作なら小麦・てん菜・ジャガイモ(馬鈴薯)などの体系があります。そのほか、水田転作の作物としても栽培されています。

秋播き小麦の主要品種には、うどん・そうめんなどの日本めん用に開発された「きたほなみ」やパン・中華麺など幅広い用途に利用できる「ゆめちから」などがあります。また、春播き小麦の主要品種には、製パン・製菓に適した「春よ恋」「はるきらり」などがあります。

出典:
北海道「もっと麦チェン!麦チェン!北海道>もっと麦チェン!」所収「北海道産小麦の紹介」
農林水産省「農産|米(稲)・麦・大豆|麦関連情報」所収「麦をめぐる最近の動向(令和5年(2023年)7月)」(9ページ)

福岡県・佐賀県:11月下旬播種、6月収穫が主流

福岡県や佐賀県の小麦栽培では秋播き、11月中旬~下旬に播種して5月下旬〜6月下旬に収穫する作型が主流です。九州は気候が温暖なため2作物での輪作が基本で、例えば、夏作物として水稲や大豆、冬作物として小麦などの麦を栽培しています。

日本めん用の「シロガネコムギ」「チクゴイズミ」、パンにも使用できる「ミナミノカオリ」が主要品種です。また、福岡県ではとんこつラーメン向けの品種「ちくしW2号」も栽培されています。近年では、汎用性に優れたシロガネコムギの需要が高い傾向です。

出典:農林水産省 九州農政局「九州地域の麦作」所収「九州地域の麦をめぐる事情について」

愛知県:11月中旬が播種適期

愛知県の小麦栽培では、11月中旬~下旬が播種適期で、5月下旬~6月中旬に収穫期を迎えます。ただし、気象条件や前作の収穫時期の兼ね合いから、収量の最大値から10%までの減収を許容値として、11月上旬~12月上旬に播種する場合もあります。

愛知県では、大半の小麦は米からの転作作物として水田で作付けされています。そして愛知県を含む東海地域では、水稲・麦・大豆で2年3作のブロックローテーションが確立されています。

主要品種は日本めん用の「きぬあかり」と、パン・中華麺用の「ゆめあかり」です。

出典:愛知県「あいちの農産物(穀類・茶)」

三重県・滋賀県:11月上旬~中旬の播種が中心

三重県・滋賀県の小麦栽培では、11月上旬~中旬に播種が行われ、5月下旬~6月中旬が収穫期となります。ただし、品種や栽培地域によって播種適期は前後します。

三重県では、小麦は愛知県と同様に水稲・麦・大豆で2年3作のブロックローテーションで栽培されています。また、滋賀県では、主に水田における畑作物として作付けされており、集落ぐるみによる団地化やブロックローテーションの取り組みがあります。

三重県では、製麺・製菓に適した「あやひかり」が主要品種です。また、滋賀県では、製麺向けの「農林61号」「ふくさやか」「びわほなみ」が主に栽培されています。

びわほなみは収量性に優れているのが特徴で、栽培品種を農林61号からびわほなみに全面的に切り替える地域もみられます。

出典:
農林水産省 東海農政局「東海の麦」所収「東海地域の麦をめぐる事情」

農林水産省 近畿農政局「近畿の麦」所収「近畿地域における麦生産をめぐる状況」

群馬県:11月下旬に播種、収穫は6月

群馬県の小麦栽培では、11月中旬~下旬に播種して6月上旬に収穫するのが一般的で、水稲との二毛作に取り組む農家が多いようです。

主要品種は日本めん用の「さとのそら」で、従来品種である農林61号からの転換が進んでいます。近年では、製パンに適した「ゆめかおり」を栽培する農家もみられます。

出典:農林水産省 関東農政局「関東の麦」 所収「関東の麦をめぐる事情について」

小麦の播種量と間隔・深さの目安

現在、小麦の播種方法はドリル播きが主流で、播種の深さは3cm、条間20~30cmが目安です。播種量は目標収量から逆算して導き出され播種量基準が、各地の農政部署やJAから示されています。

出典:小麦の収量要素と播種量の関係
小麦の10a当たり収量(kg)は「1平方m当たりの穂数×1穂当たりの龍数×千粒重(g)」で決まります。そして、この式の「1平方m当たりの穂数」は「1平方m当たりの播種粒数×1株当たりの分げつ数」で決まります。

実際の播種量目安は、1平方m当たりの播種粒数を10a当たりの播種量(kg)に置き換えて示されています。1当たりの分げつ数は、早播きだと多く、遅播きだと少なくなるので、播種量は加減します。ただし、遅播きは播種量を増やしても収量減となりやすく、病害リスクも高まるので、適期播きができないときは、早播きにします。

参考までに、主要品種の一部について播種量の目安を紹介します。

小麦の主な品種の10a当たり播種量の目安

品種栽培地
作型
10a当たり
播種量
きたほなみ北海道・秋6.5〜8.0kg
春よ恋北海道・春約12㎏
シロガネコムギ福岡県・秋6~7kg
ミナミノカオリ福岡県・秋6~7kg
きぬあかり愛知県・秋7kg
びわほなみ滋賀県・秋8~10kg
あやひかり埼玉県・秋8kg
さとのそら埼玉県・秋5~7kg

出典:以下資料よりminorasu編集部まとめ
北海道 石狩振興局「石狩管内指導農業士・農業士会作成「匠の指南書」」所収「匠の指南書~秋まき小麦編~」

一般社団法人北海道農産協会「北海道の麦づくり|麦作栽培 冊子等の資料|令和5年(2023年) 北海道の小麦づくり」所収「春まき小麦の栽培法(転換畑)」
柳川農業協同組合「経済・営農事業」所収「麦栽培こよみ」
愛知県「農作物の施肥基準【2021年3月改定】」所収「作物別施肥基準|【作物】」
JAグリーン近江「営農事業(営農のこと)|今月の農業(2021年10月)」
農研機構「平成13年(2001年)度 研究成果情報 関東東海北陸農業|麦新奨励品種「あやひかり」の栽培法(埼玉農総研)」
埼玉県「東松山農林振興センター > 農業者の皆さまへ >小麦「さとのそら」の栽培ポイント」

【作業手順】 小麦栽培で使われる、3つの播種方法

小麦の播種方法はドリル播きの他に、ほ場環境に応じて耕うん同時畝立て播種・不耕起播種の選択肢もあります。それぞれの播種方法について、作業の手順や注意点を解説します。

ドリル播き

ドリル播きとは、トラクターの後部に播種装置を取り付けて砕土と同時に播種を行う方法で、大規模経営体はもちろん、小麦農家の大半が採用している播種方法です。

トラクターの速度やほ場の傾斜状況による播種量の変動が少なく、精密に播種できることが特徴です。ドリル播きには、播種だけを行う方法と耕起を同時に行う方法があります。

播種だけを行う場合はドリルシーダを使います。高速で播種できますが、土壌の砕土率が低いと播種深に支障をきたすことがあるため、播種作業前に耕起します。アタッチメントを利用すれば側条施肥できる機種もあります。

▼ドリルシーダーの代表的メーカーの1つ「スガノ農機株式会社」のドリルシーダーの動画を参考にご覧ください。

スガノ農機株式会社 Youtube公式チャンネル「ドリルシーダーW25AA」

耕起と同時に播種する場合は、ロータリシーダを使います。ロータリ部分はダウンカットロータリを使用することが多いです。播種と同時に砕土できるため、ドリルシーダのみと比べて効率的に作業できます。

除草剤の散布や施肥に対応した機種もあり、農作業の省力化にも効果を発揮します。

播種作業を確実に行うために、予定している条間と播種深度にあわせて、シーダーの間隔とディスクの深さを設定し、駆動軸の動作状況を確認しておくのがポイントです。

耕うん同時畝立て播種

シーダーを装着した麦類の耕うん同時畝立て播種機

nobmin / PIXTA(ピクスタ)

耕うん同時畝立て播種とは、砕土・播種に加えて畝立て作業を1つの工程で実施できる播種方法です。ドリル播きとは異なり、アップカットロータリで耕耘するため重粘土層でも土壌表層部が細かくなり、苗立率が高まります。さらに、畝間での表面排水も可能になり、湿害を軽減できるのもメリットです。

ただし、通常のロータリシーダより作業速度は遅くなります。また、前作の残さがある場所は耕起、播種精度がやや劣るため、チゼルプラウなどで事前耕起を行います。

畝を高くしすぎると倒伏による減収リスクが高まるので、畝高は10cm程度に設定してください。

不耕起播種

不耕起播種とはほ場を耕起せずに播種だけを行う作業方法で、ディスク駆動式汎用型不耕起播種機などがあります。

耕起作業を行わないことで省力化できるだけでなく、地耐力を保てるため降雨の影響を受けにくいので、大規模なほ場でも播種適期を逃さず作業を実施できるのがメリットです。

▼不耕起対応汎用播種機の代表的メーカーの1つ、松山株式会社の動画を参考にご覧ください。

松山株式会社 Youtube公式チャンネル「ニプロ汎用高速播種機NSX800シリーズ」

不耕起播種では、特に排水性が重要で、排水性が悪いほ場では暗渠や明渠を施工することになります。また、雑草や前作の残さがほ場に残っている状態では、出芽しにくくなるので、播種前に除草作業や事前耕起を実施しておきます。

小麦の収量・品質は播種で変わる? 知っておきたいポイント

小麦の収量・品質は播種時期やほ場の土壌環境・排水環境に左右されるため、減収を回避するためには播種前からほ場整備の徹底と、播種適期を逃さないことが重要です。

発芽条件

小麦 発芽

baku / PIXTA(ピクスタ)

小麦の発芽適温は25℃前後、土壌水分は容水量の60%前後です。発芽の最低温度は3~4℃、最高温度は40〜42℃ですが、播種後の気温が低すぎると発芽の遅れや不稔が発生する恐れがあります。

また、播種後の気温が高すぎると徒長が助長されたり耐寒性が低下したりする原因につながります。したがって、収量を確保するためには、気象状況を見極めたうえで適切な時期に播種することが重要です。

小麦の発芽に必要な水分は穀粒水分30~40%以上ですが、水中では発芽しません。ただし、種子は低温・低湿な状態で保管されるため、穀粒水分を確保できるよう発芽前に吸水処理を実施します。

土作り

小麦の収量を最大化するには、土壌pHの適正化や基肥といった播種前の土づくりが重要です。小麦栽培に適した土壌の酸度はpH6.5~7.0で、pHが低い環境だと養分の吸収が妨げられます。酸性土壌の場合は苦土石灰を施用して土壌pHを調整します。

あわせて、品種や地域ごとの施肥基準を参考にして決めた割合で基肥(窒素・リン酸・カリウム)を行います。堆肥・緑肥といった有機質資材の投入も、地力の向上と透水性の確保に有効です。

そのほか、土塊の大小も発芽率を左右するため、土壌の状態に応じて最適な播種方法を選択するようにします。作業工程が殖えますが、播種前の耕起も1つの方法です。

▼小麦の施肥については、こちらの記事をご覧ください。

排水対策

小麦は耐湿性が低いため、土壌が過湿状態だと養分の吸収が阻害され、発芽不良や粒の充実不足・赤かび病などの病害の原因につながります。そのため、地下水位が40~50cm以下になるように排水対策を実施するのが減収回避のポイントです。

ほ場の周囲に深さ20~30cmの溝を設置したうえで、ほ場内明渠や暗渠も設置して降雨後すみやかに排水できるようにします。土壌の透水性・通気性を確保するためにサブソイラやプラソイラによる破砕も有効です。

▼参考動画

スガノ農機株式会社 Youtube公式チャンネル「プラソイラJ602BD」

播種後が重要!病害防除と追肥で収量・品質アップを狙う

小麦栽培は播種ももちろん大切ですが、収量や品質に大きくかかわる工程が、播種後の追肥と病害防除です。

「稲は地力で作り、麦は肥料で作る」といわれるほど、小麦にとって追肥は非常に重要です。小麦栽培では「追肥・穂肥・実肥」と3回の追肥を実施しますが、いずれも肥切れを起こさないよう、適切なタイミングで施肥する必要があります。

適期に追肥を行えたとしても、うどんこ病や赤さび病、赤かび病などの病害が広範囲に発生すると、大きな減収を招きます。病害による被害を最小限に抑えるには、発生箇所を早期に発見する必要があります。

追肥の適期判断や病害の早期発見には、ほ場のこまめな見回りが必要です。しかし、特に大きなほ場を管理している農家の場合、頻繁に見回りをするのは難しいのではないでしょうか。

そこで有効なのが、作業適期や病害リスクを事前に確認できる栽培管理支援システムの活用です。

ここでは、小麦農家が活用できる栽培管理支援システムの機能を、ドイツの大手化学メーカーBASFが提供する「xarvio®(ザルビオ)フィールドマネージャー」を例に解説します。

作業適期と病害リスクがAIでわかる!栽培管理支援システムの機能

小麦栽培で栽培管理支援システムを活用すると、生育ステージに応じた作業適期がわかるだけでなく、病害の発生リスクも知ることができます。

生育ステージ予測:AIが100段階で生育ステージを予測

ザルビオの生育ステージ予測は、品種や天候、リアルタイムの生育状況などを基に、作物の生育ステージを予測します。生育ステージは、00~99の100段階で生育状況を表すBBCHによって表示されるため、緻密な生育管理が可能です。

麦の生育ステージの表し方

生育ステージ予測は生育状況を100段階で予測する
画像提供:BASFジャパン株式会社

全国190地点で行われた調査では、7割が2日以内、8割が4日以内の精度で生育ステージを予測しています。特定の生育ステージに達する日付がわかるため、追肥の適期判断に役立てられます。

病害防除推奨アラート:4日先までの病害発生リスクがわかる

病害防除推奨アラートは、品種が持つ病害への抵抗性や天候などのデータを基に、4日先までの病害の発生リスクを予測します。病害の発生リスクは、高・中・低の3段階で表示され、リスクが上がった際には通知を受け取ることが可能です。

ザルビオの病害防除推奨アラートの画面

ザルビオの病害防除推奨アラートでは4日先までの病害発生リスクを予測できる
画像提供:BASFジャパン株式会社

通知を受け取ってすぐに対策を打てば、病害の拡大を防止できるため、被害を抑えるだけでなく農薬使用量も節約にもつなげられます。

AIが生育ステージや病害リスクを予測ザルビオの料金プランを見る

収量は近隣ほ場の2倍!データ活用で追肥・防除を最適化する方法

ほ場の前に立つ川田さん

北海道雨竜郡で小麦を栽培する川田さん
画像提供:BASFジャパン株式会社

ここでは、実際にザルビオの生育ステージと病害防除推奨アラートを活用し、小麦栽培で収量アップに成功した事例を紹介します。

北海道雨竜郡で小麦を栽培する川田さんは、ザルビオを活用する前まで赤さび病に悩んでいました。

「4〜5年前から、赤さび病が発生するようになりました。農業改良普及センターのガイドラインは2回の農薬散布を推奨していますが、私の場合は4回散布しても抑えきれませんでした。」

あるとき、川田さんは農業新聞の広告でザルビオの存在を知りました。

「見回りの労力を削減できると感じて、ザルビオの導入を決めました。ただ正直なところ、使い始めの頃はピンとこなかったです。生育状況がわかって便利だな、という程度でした。」

しかし、川田さんは病害防除推奨アラートを知ったことで、ザルビオの効果を実感し始めます。

「担当者に病害防除推奨アラートを紹介してもらって定期的に見てみたところ、『まだ赤さび病は出ないだろう』と油断していたタイミングで病害アラートが出ました。半信半疑でしたが、ほ場に行ってみると本当にポツンと発症していたんです。一気にザルビオへの信頼が高まり、本格的にザルビオを活用していこうと決めました。」

実際に、病害防除推奨アラートを活用して防除作業を行ったところ、赤さび病の被害を抑えることに成功しました。

「ザルビオの病害防除推奨アラートは、感染リスクが「高・中・低」の3段階でわかります。「病害リスク:中」を示したタイミングで防除した結果、赤さび病をかなり抑制できました。以前は1年に4回農薬を散布しても抑えきれなかった赤さび病が、今は年2回で防除できています。」

ザルビオの病害防除推奨アラートの画面

ザルビオの病害防除推奨アラートでは病害の発生リスクが3段階で表示される
minorasu編集部作成

また、川田さんはザルビオの生育ステージ予測も活用することで、効果的な追肥も実現しています。

「これまでは経験と勘に頼る農業でしたから、追肥は生育が悪いかなと思ったタイミングで行っていました。今はザルビオの生育ステージ予測を見て、追肥の適期を判断しています。」

病害防除推奨アラートと生育ステージ予測を活用した結果、川田さんは地域平均の1.5倍、赤さび病の被害に遭った近隣ほ場と比較して2倍の反収を達成しました。

川田さんのほ場と地域平均と赤さび病蔓延ほ場の反収を比較した図

minorasu編集部作成

このように川田さんは、防除と追肥の適期判断を最適化することで、赤さび病に負けることなく、高い収量を実現しています。

小麦の播種量と播種適期を逃さないことは、小麦の収量を左右する重要な要素であり、また、発芽を揃えるためには、ほ場の土壌特性や、品種によって条間や播種深度も適切に調整する必要があります。

また、収量や品質を高めるには、播種後の追肥と防除が重要です。追肥と防除を最適化することで、本記事で紹介した川田さんは地域平均の1.5倍の反収を実現しています。

川田さんが活用しているザルビオの会員登録は無料です。まずは一度、最先端の栽培管理支援システムをお試しください。

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舟根大

舟根大

医療・福祉業界を中心に「人を大切にする人事・労務サポート」を幅広く提供する社会保険労務士。起業・経営・6次産業化をはじめ、執筆分野は多岐にわたる。座右の銘は「道なき道を切り拓く」。

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