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今こそ異常気象対策を!水稲の作業適期の見極め方

今こそ異常気象対策を!水稲の作業適期の見極め方
出典 : minorasu編集部

異常気象や高温化が進む中、米作りでは作業適期の見極めが収量と品質の鍵を握ります。穂肥散布や収穫時期など4つの重要なポイントを具体的に解説します。

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「適期判断」が求められる4つのポイント

水稲栽培における作業適期の見極めは、収量と品質を左右する重要な要素です。しかし、昨今の異常気象により、従来の経験則だけでは適切な判断が難しくなっています。

異常高温下で水稲栽培を成功させるために、次の4つの「適期判断」がポイントになります。

1. 穂肥の散布タイミング

出穂直前の穂肥散布が一般的ですが、異常気象により適切なタイミングの判断が難しくなっています。散布が早すぎると倒伏のリスクが高まり、遅すぎるとタンパク質含有量が増加し、食味が低下します。

2. 中干しの期間

中干しの時期が遅れると、根腐れや下葉の枯れ上がりが増加します。また、高温や乾燥が続くと分げつ停止の可能性もあります。J-クレジットを活用するために中干し期間を延長する際は、収量減少のリスクを考慮する必要があります。

3. 落水時期

異常高温時には地温が上昇し、高温障害が発生します。早期の落水は登熟不良を招き、胴割れ米や未熟米が増加します。遅すぎる落水は倒伏の原因となり、収穫作業を困難にします。

4. 収穫適期

早刈りや刈遅れは未熟米や青米の増加、米の色艶の悪化、胴割れ米の発生など品質低下を引き起こします。適切な収穫時期の判断が重要です。

これらの課題に対処するためには、適切な作業タイミングの見極め方を把握し、高温耐性品種の導入も検討することが鍵となります。今回は課題ごとに具体策を解説します。

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