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【2023】農業WEEKとは?開催日程や出展企業、展示内容を総合レポート

【2023】農業WEEKとは?開催日程や出展企業、展示内容を総合レポート
出典 : 7maru/ PIXTA(ピクスタ)

年に2回、九州と東京で開催される日本最大の農業・畜産に関する総合展示会、「農業WEEK」が2023年も開催されます。農業資材や最新のスマート農業製品、6次産業化製品、畜産資材などが出展され、来場者は実際に見たり体験したりして多くの商品を比較検討できます。

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農業WEEKでは、日本各地からスマート農業関連機器を取り扱う大小さまざまな企業が集まり、最新の商品や開発中の取り組みをアピールします。本記事では、過去の開催を振り返りつつ、2023年の開催内容や参加企業について、最新情報を紹介します。

農業・畜産の総合展示会 「農業WEEK」とは?

農業WEEKとは、日本最大の見本市主催会社であるRX Japan株式会社が主催する、農業・畜産の総合展示会のことで、これまでに12回開催されています。そして13回目は、2023年秋、千葉・幕張メッセで行われます。

また、農業WEEKは、関西や九州でも開催されます。2023年春には、グランメッセ熊本で1回目となる「九州農業WEEK」が開催されました。そして2024年春には、第2回九州農業WEEKが催されます。

農業WEEKでは、農業分野で事業を展開する国内の企業が多数出展し、最新の農業資材やスマート農業製品、6次産業化製品、畜産資材などを展示します。展示されている商品は、実際に手に触れ体験することも可能です。

さらに、研究機関や大学で行われている最新の研究や実証実験、新しい技術などについて、現場の研究者や第一線で働く担当者が解説するセミナーも多数開かれます。

農業の今と未来が一堂に会し、直接見て触れられることから、農家や新規就農希望者をはじめとして、JAや農業分野への参入を検討する企業など、あらゆる農業関係者が来場する一大イベントです。

2023年も開催! 農業WEEKの基本情報

2023年開催の農業WEEKについて、基本的な情報をまとめます。

開催日程

2023年は九州展(九州農業WEEK)と東京展(農業WEEK)が開催されます。2023年の九州展は既に終了していますが、既に2024年5月の開催が予定されています。

  • 第13回農業WEEK
    • 【日程】2023年10月11日(水)〜13日(金)
    • 【会場】幕張メッセ
  • 第2回九州農業WEE
    • 【日程】2024年5月22日(水)〜24日(金)
    • 【会場】グランメッセ熊本

各日程の詳しい内容は、公式ホームページを参照してください。

入場料

農業WEEKは、農業に関連した事業を行う企業と農家を結ぶ、商談を目的とした展示会です。そのため、18歳未満は入場できません。

入場するには招待券(入場チケット)が必要です。招待券は、事前にインターネットで申し込むと無料で事務局から送付されます。招待券がない場合は、入場料(5,000円)がかかります。

なお、入場には招待券と名刺1枚が必要です。名刺を持っていない場合は、会場にある名刺代わりの用紙に必要事項を記入して使うことも可能です。

詳しくは、来場のご案内を参照してください。

来場者数・出展企業

日本最大規模(注)を誇る農業WEEKは、来場者数・出展企業ともに同種のイベントと比較して多く、両者の間で活発に商談が行われます。
(注)同種の展示会と出展社数を比較した場合

2022年に幕張メッセで行われた農業WEEKでは、同時開催していた2つの類似イベントを含めると、来場者数は3日間で合計32,863人でした。
出典:RX Japan株式会社「農業WEEK TOKYO|前回(2022年)結果報告」所収「来場者数速報」

また、出展企業は、ヤマハ発動機株式会社やBASFジャパン株式会社など、農業関連の大手企業から新規参入の中小企業まで450社にのぼり、2023年は911社が出展企業に名を連ねています。(2023年10月11日現在)

BASFジャパンは2023年も出展!ザルビオで収量アップ・コストダウン

BASFは昨年に引き続き出展し、今回は、ザルビオ・フィールドマネージャーを使いこなしているユーザーの成功事例や、拡大する農機メーカーとのパートナーシップについて紹介します。

ブースでは、ザルビオを導入している生産者やJAの地域農業支援の担当者をゲストスピーカーにお迎えし、スマート農業のミニセミナーを行います。

ザルビオを使いこなすヤマザキライス

画像提供:BASFジャパン株式会社

費用対効果は絶大!収量15%アップもザルビオで可変施肥を始める

10月12日には、JA全農 耕種総合対策部 部長の山田正和氏とBASFジャパン アグロソリューション事業部長の野田信介が共同で特別講演をし、両者が推進するザルビオが実現するスマート農業の未来について語ります。

<農業WEEK セミナーのご紹介> 【無料・事前申込制】

  • 日時:2023年10月12日(木)11:00~12:00
  • コード:【A-S4】
  • 登壇者
    • BASFジャパン株式会社 アグロソリューション事業部 事業部長 野田 信介
    • 全国農業協同組合連合会(JA全農) 耕種総合対策部 部長 山田 正和

★詳細・お申込はこちら

▼ザルビオの農機連携や収量アップ事例については、こちらの記事を是非ご覧ください。

来場のメリットは? “農業WEEK”3つのポイント

農家が農業WEEKに来場するメリットは次の3つです。

・最新の農業製品やサービスに直接触れられる
・企業の技術者に製品について質問したり、詳しい説明を聞いたりできる
・農業における最先端技術についての知見が得られる

以下、それぞれ詳しく解説します。

1. スマート農機など、最新の農業製品に触れられる

スマート農業 スマートファーミング

REI / PIXTA(ピクスタ)

農業WEEK内では、「農業資材EXPO」「スマート農業EXPO」「6次産業化EXPO」「畜産資材EXPO」の4つのジャンルに分かれて展示が行われており、あらゆる農業資材や最新技術が一堂に会しています。

気になるジャンルを回り、複数の企業の製品を直接見て触って比較検討できるほか、気に入った製品があればその場で直接商談することも可能です。

多岐に渡る製品・サービスが展示されているので、思いがけない課題や解決策を発見できることも足を運ぶ利点です。

SDGs

TKM - stock.adobe.com

さらに、2023年はSDGsをテーマにした展示会(農業 脱炭素・SDGs EXPO)や、流通DXフェアなども行われます。

「農業 脱炭素・SDGs EXPO」では、脱炭素やSDGsを推進する企業により、CO2削減、有機農法、環境保全技術などが出展されます。

また、「流通DXフェア」では、保管や搬送、仕分け、鮮度保持、品質保持などに関連する商品や、AI、IoT、産直EC、販売支援に関連した製品・サービスなど、流通に関する商品やサービスが多岐にわたって出展されます。

脱炭素・SDGsや流通は、今後の大きな課題と捉えている企業や農家がいるため、新規開催となりました。課題の発見や再認識を目的に来場することもできます。

2. 企業の技術者に直接質問や相談ができる

出展している企業の技術者に、直接商品やサービスについて話を聞いたり相談できたりすることも、農業WEEKの大きな魅力です。新規に農機やシステムの導入を検討している人や、農機の買い替えを検討している農家にとっては、情報収集のまたとない機会です。

公式ホームページでは、2023年の出展から、注目すべき製品・サービスを「農業ドローン・ロボット」「植物工場」「スマート農業・農業DX」「鳥獣害対策」「スマート畜産製品」「農産物の加工・流通・販売製品」「注目の海外出展製品」など、用途やニーズに合わせて分類し紹介しています。

2023年農業WEEKで注目の製品特集

農業WEEKへ参加する前に、製品特集ページでどのような製品・サービスが出展されるのか調べることをおすすめします。

3. 毎日開催のセミナーで、業界最先端の情報が得られる

農業WEEK期間中は毎日セミナーが開催され、農業・畜産業界の先進企業や研究機関の研究者、大学教授などから最先端の情報が得られます。

例えば、2022年の開催では、BASFジャパン株式会社は「JA全農と世界のBASF社が取り組むスマート農業衛星画像とAI解析による農業デジタルイノベーション」と題して、「ザルビオ」をはじめとしたBASF社が取り組んでいる日本のスマート農業について解説しました。

そのほか、株式会社クボタの特別技術顧問、イノチオアグリ株式会社の代表取締役、井関農機株式会社の顧問など、各企業で活躍する代表や責任者がセミナー講師に名を連ねました。

また、北海道大学の教授などアカデミックな分野で活躍する研究者が講師を務めるセミナーや、農林水産省の大臣官房による政策指針「みどりの食料システム戦略」について説明するセミナーまであり、農業に関する情報が集約された3日間でした。

農業WEEKは、日本の農業を支える多くの企業が集まり、最先端技術やサービスに直接触れて体験できる日本最大規模の農業イベントです。

参加することで、自身のほ場の課題解決につなげられる可能性があります。また、企業やほかの参加者との交流で新たな人脈を形成できるかもしれません。

インターネットで申し込めば無料招待券を入手できるので、幕張か熊本まで足を運んでみてください。

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minorasuをご覧いただきありがとうございます。

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ご回答ありがとうございました。

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今後、農業経営をどのようにしたいとお考えですか?

いま、課題と感じていることは何ですか?

日本農業の持続可能性についてどう思いますか?(環境への配慮、担い手不足、収益性など)

ご回答ありがとうございました。

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大曾根三緒

大曾根三緒

ビジネス、ペット、美術関連など多分野の雑誌で編集者として携わる。 全国の農業協同組合の月刊誌で企画から取材執筆、校正まで携わり、農業経営にかかわるあらゆる記事を扱かった経験から、農業分野に詳しい。2019年からWebライターとして活動。経済、農業、教育分野からDIY、子育て情報など、さまざまなジャンルの記事を毎月10本以上執筆中。編集者として対象読者の異なるジャンルの記事を扱った経験を活かし、硬軟取り混ぜさまざまなタイプの記事を書き分けるのが得意。

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