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水田除草機おすすめ5選! 乗用型・手押し型など選び方も解説

水田除草機おすすめ5選! 乗用型・手押し型など選び方も解説
出典 : cube197 - stock.adobe.com

水田の雑草対策に活躍する除草機は、作業時間の短縮や除草効果の安定化に役立ちます。手押し式や歩行型、田植機と連動するタイプまで、各メーカーでさまざまな特徴があります。本記事では、水田除草機の新品・中古の選び方や、おすすめモデルを紹介していきます。

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水田除草機の導入で得られる効果

水稲 生育初期の残草

gatito floral - stock.adobe.com

水稲栽培では、収量や品質向上のため、田植後50日前後までの初期における除草作業が欠かせません。除草作業には大きな負担と時間を要しますが、除草剤を散布すれば大幅に省力化・効率化できるため、慣行栽培であれば水田除草機を使っていないという人も多いでしょう。

▼水稲用除草剤の使い方についてはこちらの記事をご覧ください。

しかし、雑草の生育状態によっては散布のタイミングに合わなかったり、散布後に豪雨で除草剤が流されてしまったり、雑草が除草剤への抵抗性を持ったりして、期待した効果が得られない場合もあります。

そうした場合、追加で除草剤を使うとコストが膨大になるうえ、農薬の使用上限に達してしまうと、その後の除草が困難になってしまいます。そんなときに役立つのが、水田除草機です。

水田除草機を使えば、除草剤では取り切れない雑草や、次の農薬散布までの間に繁茂した雑草を適宜除草できます。また、除草剤と水田除草機を併用することで、除草剤の使用量を抑えられ、コストダウンにもつながります。

さらに、除草機には中耕を兼ねる機能を持つものが多くあります。土中の悪性ガスを抜いて酸素を送ることで、苗の分けつを促進し、初期育成を高めたり、施肥効果を向上させたりする効果も得られます。

このように水田除草機の導入は、除草剤の使用を避けたい特別栽培はもちろん、慣行栽培においても、さまざまなメリットが期待できるのです。

水田除草機の種類と、失敗しない選び方

水田除草機には歩行型や乗用型、田植などの作業もできる機種、田植機などにジョイントするアタッチメントなど、さまざまな種類があります。特に重要となるのが、歩行型か乗用型かというポイントでしょう。

歩行型除草機(手押し式・エンジン式)

歩行型除草機 エンジン式(左) 手押し式(右)

歩行型除草機 エンジン式(左) 手押し式(右)
cube197 - stock.adobe.com・田舎の写真屋 / PIXTA(ピクスタ)

棚田など変形ほ場や狭いほ場、離れた場所に点在するほ場などで使用する場合は、持ち運びや取り回しのよさ、コストを考えると、歩行型がおすすめです。使い方も比較的簡単で、除草剤散布や乗用型除草機の補助として、部分的に使う場合にも適しています。

歩行型には手押し式とエンジン式があり、サイズも1条用から6~7条用など、多様に展開されています。手押し式は、使う人の力がかなり必要なので、よほど狭い場所で使用するのでなければエンジン式がよいでしょう。

乗用型除草機

乗用型除草機

出典:株式会社PR TIMES(株式会社オーレック  ニュースリリース 2019年10月29日)

乗用型にも4~8条用の大きなものまであり、アタッチメントを換えればほかの作業と共用できるなど、多様な機能を持つ機種が各メーカーから展開されています。大規模経営であれば大型の乗用型機を使うことで、作業を大幅に効率化できるでしょう。

導入に際しては、操作性や作業性能の高さだけでなく、ほ場の環境や作業量、持ち運び方法など、実際に使用するシーンや手順を具体的に想定して、実情に適したものを選びましょう。

水田除草機の主な取り扱い企業・メーカー

水田除草機は、多くの農機メーカーで製造・販売されており、栽培規模や用途に応じた多様な製品が展開されています。コンパクトなエンジン式・歩行型の中耕除草機や、手押し式、乗用型、田植機用アタッチメントなど、さまざまなタイプがあります。

代表的なメーカーは以下の通りです。

  • 株式会社丸山製作所:歩行型・エンジン式の中耕除草機を展開
  • 太昭農工機株式会社:小型の歩行型除草機を開発
  • 株式会社大竹製作所:手押し式から簡易な乗用型まで幅広く対応
  • 株式会社美善:田植機に装着できるアタッチメント除草機を提供
  • 株式会社オーレック:草刈機の技術を応用した乗用型水田除草機を開発
  • みのる産業株式会社:農研機構と共同開発した乗用型除草機を展開
  • 株式会社クボタ:除草機能を搭載した多目的田植機を大規模農家向けに提供
  • ヤンマーホールディングス株式会社:除草機能付き田植機をラインナップ

上記の主要メーカーは、それぞれの強みを活かし、水田作業に必要な除草効率や操作性を追求した製品を提供しています。

水田除草機の購入価格の目安(新品・中古)

新品 中古 判断

neko10(ねこてん) / PIXTA(ピクスタ)

水田除草機を購入する場合の価格目安を型別に見てみましょう。

エンジン式の歩行型を新品で購入する場合、近年は高性能化に伴い13〜20 万円台が主流です。ブラシ式など多条・高出力モデルでは70万円前後の機種もあります。

乗用型は価格帯の幅が大きく、既存田植機に装着するアタッチメント型が60~100万円弱、専用機は200~350万円、最高クラスのハイエンド機では500万円に達します。

田植機用アタッチメント除草機は条数により20〜45万円程度で、対応規格の田植機が別途必要です。

コストを抑えたい場合には、中古での購入を検討するのもよいでしょう。歩行型は3~6 万円、乗用型は80 万円前後から流通しています。

ただし、安いものは状態もそれなりで、長く使えない可能性があります。長く使いたいのであれば、年式や使用状況を十分に確認し、できるだけ状態が良好なものを選ぶ必要があります。安価なものは「試しに使ってみたい」といった場合に選ぶとよいでしょう。

米農家におすすめの水田除草機5選

最後に、おすすめの水田除草機5種をピックアップし、それぞれの特徴と仕様について紹介します。

【歩行型エンジン式】ミニエース(太昭農工機)

太昭農工機株式会社の小型除草機「ミニエース」は、標準田用 TG-ES型と強湿田用 TG-EW型の2機種を展開しています。

機体寸法は約97×48.5×75 cm、総重量13.2 kgと軽量コンパクトながら、25.4ccの2サイクルエンジンと4WD駆動を搭載しているため粘り強い安定走行が特長です。作業条数は2条、適用植幅26〜30 cm、作業能力は16 a/hで、棚田や変形ほ場でも取り回しやすくなっています。
苗の活着が進む2回目以降の除草では、オプションの株間用アタッチメントを装着することで条間だけでなく株間も同時に処理でき、省力化と除草効果の向上が図れます。
メーカー希望小売価格は公開されていませんが、ネット通販では13〜15万円前後で販売されている場合があります。良品中古は9〜12 万円台が主流となっており、導入コストを抑えたい農家にも選択肢が広がっています。

出典:太昭農工機株式会社「ミニエース隣接2条型」

【乗用型】田植機用あめんぼ号SPW(美善)

株式会社美善の田植機アタッチメント除草機 「あめんぼ号 SPW」 は、植付け部を取り外した中古田植機に装着して使う株間・条間同時除草機です。

対応車輪幅は、60cm・90cm・120cm が基本で、75cm前後の機体でも2条またぎ、または3条またぎ走行を選択すれば使用できます。また、除草専用の田植機を別途用意することが求められるため、使用できる田植機を確認しておきましょう。

ラインナップは 4条・5条・6条・8条向けで計6モデル展開されています。希望小売価格は19万2,500円〜44万2,200円ですが、装着には3万7,180円のメーカー別専用ヒッチが必要です。

また、ネット通販では、4条用ヒッチ付きセットが14万円台、5条用が21万円前後で販売されていた実績があります。

出典:株式会社美善「田植機アタッチメント株間除草機あめんぼ号」

株式会社美善 YouTube公式チャンネル「【美善/BIZEN】水田除草、乗用田植機用アタッチメント除草機あめんぼ号SPW」

【乗用型】水田駆動除草機(みのる産業)

みのる産業株式会社が開発した水田駆動除草機は、乗用型除草機の中でも比較的導入コストを抑えたモデルです。

車体中央に除草機を搭載するミッドマウント方式を採用しており、作業者が前方の条間を目視しながら正確に走行できる設計です。3輪構造によって小回りが利き、株間と条間の雑草を同時に高精度で除草できる点が特長です。
最高作業速度は秒速1.2mで、作業能率は4条タイプで10a当たり約20分、6条タイプで約14分、8条タイプで約10分と非常に高く、省力化に大きく貢献します。
メーカー希望小売価格は、4条タイプが約216万7,000円、6条タイプが約226万6,000円、8条タイプが約266万2,000円となっており、機能性を重視したい農家にとってはコストパフォーマンスの高い選択肢といえるでしょう。
なお、同社が展開する歩行型のブラシ式水田除草機は、一度に4条を除草できる手押し式のモデルで、メーカー希望小売価格は71万2,800円となっています。乗用型までは必要ないという農家にとっては、導入しやすい選択肢といえるでしょう。

出典:みのる産業株式会社「水田駆動除草機」

みのる産業株式会社 YouTube公式チャンネル「みのる水田駆動除草機」

【乗用型】WEED MAN(オーレック)

株式会社オーレックが展開する最新モデル 「WEED MAN」シリーズ は、操作性・居住性を両立したプロダクトデザインと、丸みを帯びたカウリングと水田に溶け込むダークグリーンが特徴の除草機です。

深さ・水平センサーを搭載し、業界初の「回転レーキ」と「除草刃ローター」に加え、センサーが株間・条間のローター高さを自動制御するため、水稲を傷付けずに確実な除草が可能です。フロント作業機による確実な除草作業と、4輪操舵・4輪駆動による内輪差を抑えたスムーズなターンも健在です。

ラインナップは 6条(SJ600A)/8条(SJ800A) のほか、条間330mmに対応したタイプも用意しています。メーカー希望小売価格は548万1,300円〜568万2,600円となっています。

出典:株式会社オーレック「WEED MAN」

株式会社オーレック YouTube公式チャンネル「株式会社オーレック 水田除草機「WEED MAN」 プロモーションムービー」

【乗用型】 ナビウェル(クボタ)

「ナビウェル(NAVI WEL)」シリーズは、株式会社クボタが展開するディーゼルエンジン搭載の高機能田植機です。標準クラスのNシリーズとスペシャルクラスのSシリーズの2種類展開されています。(NシリーズとSシリーズ(5条)は、2025年11月発売予定となっています。 ※2025年7月9日時点)

特にSシリーズはクボタ独自の営農支援システム「KSAS」との連携や高精度な直進作業を支援する直進キープ機能(GS)、可変施肥機能などさまざまな機能が備わっています。

ナビウェルには、除草機能を追加する水田除草部が装着でき、田植機の仕様に合わせて6条用・8条用(いずれも条間30cm)が用意されています。田植え直後の株間や条間にぴったりと合う設計のため、歩行型や簡易乗用型の除草機に比べて、効率的かつ的確な除草作業が可能です。

メーカー希望小売価格は、Nシリーズで約301万4,000円から558万8,000円、Sシリーズでは約359万7,000円から708万4,000円となっており、条数や搭載機能により幅があります。使用頻度や作業面積に応じて、地域の営農組合による共同購入や、国や自治体が実施するスマート農業機械導入補助金の活用を検討するとよいでしょう。

出典:株式会社クボタ「ナビウェル 標準クラス」「ナビウェル スペシャルクラス

水田除草機を取り入れることで、除草剤の使用量を削減できるほか、土中のガス抜きや酸素供給といった中耕による多くの効果が見込めます。

古くからある農機のため、各メーカーから多彩な機種が開発されています。予算やほ場の規模・環境に合った機種を探して、除草剤と併用しながら取り入れてみましょう。

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大曾根三緒

大曾根三緒

ビジネス、ペット、美術関連など多分野の雑誌で編集者として携わる。 全国の農業協同組合の月刊誌で企画から取材執筆、校正まで携わり、農業経営にかかわるあらゆる記事を扱かった経験から、農業分野に詳しい。2019年からWebライターとして活動。経済、農業、教育分野からDIY、子育て情報など、さまざまなジャンルの記事を毎月10本以上執筆中。編集者として対象読者の異なるジャンルの記事を扱った経験を活かし、硬軟取り混ぜさまざまなタイプの記事を書き分けるのが得意。

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