農事組合法人とは? 農業法人との違いやメリット、設立方法をやさしく解説

農事組合法人とは何かを解説し、混同されがちな農業法人や株式会社との違いについてもします。農事組合法人は比較的法人化しやすい一方、事業としてできることに制限があります。それぞれの特性・設立要件・運営方法、メリット・デメリットを知ることが、適した法人形態選びに役立ちます。
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農事組合法人とは?
農業経営の法人化を検討する目的は、集落営農の効率化や6次産業化への取り組みのためなどさまざまで、目的によって適する法人形態は異なります。この記事では農事組合法人について、特徴や向いている営農形態、法人化のメリット・デメリット、設立方法などを具体的に解説します。
「農業法人」の種類のひとつ
農業を営む法人を総称して「農業法人」と呼びます。農業法人の組織形態は、「会社法人」と「農事組合法人」に大別されます。農事組合法人は、農業協同組合法によって定められた法人形態です。

出典:農林水産省「農業者のみなさまへ 農業経営の法人化のすすめ」パンフレットよりminorasu編集部作成
農事組合法人の構成員は原則として農家に限られ、社員ではなく「組合員」と呼ばれます。「(株)」などの漢字による法人名称の略記はなく、「(ノウ)」や「(ノウ」と略
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大曾根三緒
ビジネス、ペット、美術関連など多分野の雑誌で編集者として携わる。 全国の農業協同組合の月刊誌で企画から取材執筆、校正まで携わり、農業経営にかかわるあらゆる記事を扱かった経験から、農業分野に詳しい。2019年からWebライターとして活動。経済、農業、教育分野からDIY、子育て情報など、さまざまなジャンルの記事を毎月10本以上執筆中。編集者として対象読者の異なるジャンルの記事を扱った経験を活かし、硬軟取り混ぜさまざまなタイプの記事を書き分けるのが得意。